仕事は本当に大変だが、完成時の達成感は何ものにも代え難い
01
建設業界に就職を決めた理由と、
現在の仕事内容を教えてください。
大島橋やダムなどスケールの大きいものをつくる土木に携わりたかったのと、敢えて女性が少ない業界で頑張ってみたくて建設業界を選びました。入社後、関西空港の工事現場からスタートし、技術研究所を経て土木設計部へ。現在は主に港湾構造物の設計を担当しています。
結城祖父が建設業界で働いていたので、子供の頃からものづくりに興味がありました。東日本大震災が起きたことでインフラの重要性を改めて認識し、人々の生活に大きく貢献できる建設業で働きたいと思いました。現在の担当業務は、火力発電所から発生する廃棄物の埋立地の護岸を、鋼板セル・アークで築造する工事の施工管理を担当しています。
黒木高校時代から建築に興味を持ち、大規模な建物を造りたいと思っていました。なかでも施工管理を選んだのは、ものづくりの最前線で仕事がしたかったからです。その希望通り、入社以来、さまざまな物件の施工管理を担当しています。
植木阪神大震災を間近で体験したことがきっかけで、大学では耐震補強を研究しました。その研究内容を活かせ、社会貢献ができる仕事したいと思い建設業界へ。入社後8年間、技術研究所で耐震補強などの研究を行い、現在は、オフィスビルの構造設計を担当しています。
02
仕事の醍醐味や苦労を教えてください。
黒木施工管理は、お客様や設計者の要望を聞いた上で、物の手配、人の手配を行い、建物を形にしていく仕事です。現場で日々発生する課題や問題点を一つひとつ解決し、自分が中心になって大勢の人をまとめながら工事を進めていくプロセスは、想像以上に大変です。関わる人それぞれに想いがあり、単純に物事は進みません。ですが、大変なだけに完成時の達成感は非常に大きく、この気持ちは何ものにも代えられません。
植木大勢の人が関わって、たくさんの物が動いて、世の中に一つだけの建築物をつくる―─それが建設業の一番の面白さですよね。黒木さんと違って私は内勤ですが、お客様や意匠設計者や設備設計者と協議しながら設計を進めていくなかで、いつも新たな課題に直面します。時には平行線をたどって、なかなか決まらないこともあります。
結城一つのものをつくるために、多くの人々が協力し合って作業を行い、構造物が完成へ向かっていくことが仕事の醍醐味です。予想外のことやトラブルが発生しても、一つひとつ解決し、自分の担当した工種が無事に終了したときには、とても達成感を感じます。現在の担当工事は前例が少ない工種なので、トラブルやイレギュラーな事に多々ぶつかり、解決策を考えながら施工していくことが大変です。
大島私が今の部署で一番醍醐味を感じるのは、自分が携わった設計や計画が実際の構造物になった時。でも、時間をかけて検討しても一発で採用されるとは限りません。何度も打ち合わせをして、お客様に満足していただける成果が出せた時は、やりがいを感じます。