My Work
現在の仕事

入札案件を決定する情報分析がカギ

私は五洋建設に入社後、技術開発、施工、環境関連の仕事を経験し、現在営業の仕事に従事しています。建設会社は工事があってのことです。その工事を受注するため、新聞や官報を通じて入札案件情報をすべてチェックし、参加可能な案件を拾い上げるところから仕事がスタートします。しかし、参加できる案件すべてに入札するとなると膨大な数になってしまうため、工事内容や請負金額の規模、受注可能性、各支店の状況など、さまざまなフィルターを通しながら入札案件を絞り込んでいきます。そのときどきの状況や、五洋建設にとってどのようなメリットがあるかを考慮しながら取捨選択することになります。

入札案件の戦略を立てるにも、また受注可能性を高めるためにも、最も重要なのが情報です。工事の難易度、必要とされる技術力、収益の見通しなどさまざまな情報を集め、整理・分析して社内会議にかけます。入札案件が決定した後、実際に入札に向けた資料作りなど実作業を行うのは各支店の営業部門ですが、必要に応じて他部署と連携し技術資料を作成します。特に官公庁の案件は、総合評価方式といって価格と技術の総合ポイントで受注先が決まるため、技術資料の重要性が高く、支店だけで対応できないケースがあるからです。

Challenging
醍醐味と苦労

他社との競争に勝ち抜く

請負金額の大きい案件は、当然ながら同業他社も受注に向けて力を注いでくるため、容易に勝ち取ることはできません。社内外のネットワークをフルに使って情報を集め、情報と情報を重ね合わせながら、正確なものだけを洗い出して整理、分析していく。その上さらに営業本部や支店他、社内各部署が一体となって全力を尽くします。ですが、その努力が全て報われるわけではありません。競争の厳しい世界なのです。

しかし、大変だとは思ってもつらいとは感じていません。私は技術職として五洋建設に入社しましたが、入社当初から「いつかは営業を経験したい」と思っていました。そのことを事あるごとに会社へ伝えてもきました。理由は、営業のほうが多様な分野の人たち大勢と関わりながら仕事ができると思ったからです。

今担当している業務は、その当時希望していた営業のイメージに近いもので、大勢の人と接することができるだけでなく、2回と同じ状況がない日々は新鮮で刺激に満ちています。マンネリ化しない環境は、成長の機会も数多く提供してくれます。それに、競争が激しいからこそ、受注を勝ち取るために集まったメンバーの一体感は密度の濃いものになり、受注できたときの達成感をより大きくしてくれます。

Episode
印象に残る出来事

小さな一つひとつの仕事の意味

入社後、いくつか目に携わった現場で、こっぴどく上司に怒られました。それは、荷物搬入の際に誘導員の合図があいまいでシャッターを壊しそうになるのをただ横で見ていただけだったからです。もしシャッターが壊れてしまったら仕事が止まるだけでなく、現場に来てもらっている作業員さんたちの仕事も止めてしまいます。そんな大事なことも分からなかったのです。私はそのことで上司に“施工管理を担当する者は、協力会社の人たちに気持ちよく仕事をしてもらうため環境を整えるのが重要なことであり、そのためのどんな小さなことにも全力を注ぐべきだ”ということを言われました。ガツンと頭を叩かれたような気がしました。

この経験から段取りの重要性や一緒に仕事をする人たちのことを考えるクセがついたことで、部署を異動してからも役に立つ場面が多く、そのたびにそのときの上司の顔が浮かんできます。あの時の経験は私の礎になっています。

Message
動画メッセージ

上原より応募者の皆さまへ。（動画 0:44秒）
※内容はすべて取材当時のものです。