ダイバーシティ&インクルージョン
当社は、D&I推進のために、性別や国籍を問わない多様な人材の確保・育成に取り組んでいます。また、女性活躍推進や男性も含めたワークライフバランス向上のため、ライフイベントを迎えても働きやすい環境を整備しています。人種、国籍、宗教、性別、年齢、障がい、LGBT、働き方や価値観の多様性を認め、多様な人材が活躍できる環境と制度を整えています。
女性活躍推進
女性が働きやすく活躍できる職場環境を整備するため、女性が配属された工事事務所では、チェックリストを用いた職場環境(更衣室・休憩室・快適トイレ等)の確認を実施するとともに、現場職員や協力業者を対象としたハラスメント研修を実施しています。
先輩女性職員が中心となり、定期的に若手女性職員へのヒアリング(女性特有の悩みやキャリアに関する相談)や若手女性総合職研修を実施し、キャリアやロールモデルの共有、会社の制度や育児と仕事の両立に関する情報を提供しています。
外国人社員の活躍推進
日本語を母国語としない優秀な外国人留学生(日本・ASEANの大学及び大学院)を毎年採用し、入社後に日本語教育や外国籍社員向け研修を実施することで国内・海外問わず活躍できる人材として育成する「グローバル総合職」制度を導入しています。現場の課題解決ができるエンジニアとして、日本人と現地スタッフとの橋渡し役を担い、将来的には、マネジメント人材となることを期待しています。
グローバル人事制度
2017年度から国際部門の主要拠点であるシンガポールと香港の現地採用の職員を対象とした人事評価制度を導入しており、2018年7月からは等級・報酬制度も導入しました。
人事評価制度は、目標達成の動機づけと人材開発の促進、上司・部下のコミュニケーションの促進を目的としており、等級・報酬制度は、業績達成・目標達成に対して適切にインセンティブを持たせ、報酬に国際部門の業績や評価を反映させることで、外国人職員の目標達成に対するエンゲージメントを高めることができます。
障がい者雇用
「障害者雇用促進法」の立法趣旨に則り、サテライトオフィスを利用した障がい者雇用の拡大などの取組みを行っています。現在は東京(新宿・三鷹)と神奈川(横浜)に作業室を設置しており、障がい者の方にも働きやすい環境づくりを行っています。
シニアの活躍
高年齢者雇用安定法改正を受け、定年到達後も継続勤務を希望する総合職、担当職全員に新しい仕事と労働条件を提示しています。また、豊富な知識・経験を持ったシニア社員が安全品質教育センターで若手社員教育の指導員をするなど、活躍の場の創出も行っています。
指標と目標
D&Iに関する具体的な数値目標として、2023年度(2024年新卒採用者)より新卒女性総合職採用比率25%以上、2035年度に女性管理職比率15%以上を目指しています。
D&Iに関する指標や実績値は、ESGデータシートも合わせてご覧ください。
女性職員採用人数
2024年3月末日現在、全従業員数3,274名の内、女性従業員は415名(女性総合職192名)です。また、2024年4月の新卒採用人数は169名で、内女性は35名(女性総合職28名)です。
2023年度(2024年新卒採用者)より総合職の女性採用比率の目標を20%以上から25%以上に変更しました。
女性職員管理職人数
2023年度末の女性管理職比率は5.0%でした。
今後は2035年度に女性管理職比率を15%以上とすることを目指します。
障がい者雇用率
全従業員に占める障がい者雇用率は、2023年6月1日時点で2.76%です。