保有作業船

800t吊の全旋回式起重機船に、船体を海面より高くするSEP（Self-Elevating Platform）機能を付加した作業船です。これにより、気象・海象条件が厳しい海域であっても波浪の影響を軽減させることができ、高い稼働率で、安全かつ施工精度の高いクレーン作業が実現できます。また水平方向に360°回転可能なスラスターが4基搭載されており、DPS-B（Dynamic Positioning System）により船位を自動で保持することが可能です。本船は洋上風力工事や各種海洋土木工事において活躍しています。

500t吊の全旋回式クレーンを装備し、クレーン作業、浚渫作業（砕岩含む）、魚礁沈設など1隻で多彩な作業が可能な作業船です。本船は日本周辺海域のみならず近海区域内も自航が可能であり、長期間の航行で多種多様な作業を行えるよう、甲板や船型などの船体艤装に工夫を凝らしています。高精度GPSによる多目的施工管理システム、高精度な位置保持が可能なDPS-B（Dynamic Positioning System）などの最新システムを搭載しています。

特殊なカッターヘッドで岩盤から軟土まで、あらゆる海底地盤を掘削する浚渫船です。船内浚渫ポンプ能力は、当社が国内で使用している浚渫船（出力5,880kW）の約1.4 倍に当たる4,000kW×2を誇り、各種装置により厳しい海象条件でも浚渫が可能です。また、自動浚渫システム機能も装備しています。本船は自航式であるため、機動性が高く、東南アジアを中心に活躍しています。

低速で航行しながら、海底に接地させたドラグヘッドを通じて、海水と共に土砂を吸い上げる浚渫船です。浚渫した土砂を船体に積載したまま運搬することが可能で、「レインボー」 「船底直投」 「陸上圧送」の3通りから埋立施工方法に応じて排出方法を選ぶことができます。本船には2万m³のホッパーが搭載されており、シンガポールやドバイなどの大規模な浚渫や埋立工事で活躍しています。

BHC-2401は浚渫だけではなく、マウンドの成形や解体作業など多種多様な施工を行うことができる多機能型バックホウ浚渫船です。搭載されているバックホウは、水面下17mでの施工を可能としていますが、さらに深い海域用に水面下24m対応超ロングアームの準備もあり、施工条件によって使い分けることが可能です。また本船には、水中にあるバケットの位置をリアルタイムに表示させることができるマシンガイダンスシステムを搭載しています。オペレーターはバケットの位置と設計ラインを比較しながら、高い精度での施工が可能です。

改良軸を回転させながら軟弱な海底地盤に貫入させ、セメント系安定処理剤を注入しながら撹拌・混錬し、セメントで改良された円柱を海底地盤に作るCDM工法（Cement Deep Mixing Method）の専用船です。本船は地盤改良における一連の打設動作と自船を所定の位置に移動できる操船などの自動化設備を搭載しています。また、大規模で強度が必要な地盤改良を短期間で施工できるので、東京湾新海面処分場工事や仙台塩釜港の岸壁耐震改良工事など幅広い港湾工事で活躍しています。

ラダー先端に取り付けられたカッターにより岩盤から軟土まで掘削し、船内に艤装された船内浚渫ポンプにより、埋立地まで圧送できる非自航式ポンプ浚渫船です。1970年代後半から1980年前半のスエズ運河拡幅増深工事で活躍し、現在はラダーとスイングの自動運転機能を装備して国内で活躍しています。

搭載されている450t吊の全旋回式クレーンにリーダーと油圧ハンマーを装着することで、クレーン作業だけではなく杭打作業も可能な作業船です。船体の位置誘導システムや自動バラスト調整システム等の情報がコントロール室において集中管理されており、精度の高い効率的な操船が可能です。

揚土設備、撹拌・混合設備、圧送・打設設備を備えており、1隻で揚土、固化処理及び圧送・打設することが可能なプレミックス船です。また、高精度な比重調整装置を設備しており、セメント等の固化処理のみならず、軽量混合処理土（SGM）の製造、打設も可能です。

船上のコンベアーに浚渫土とカルシア改質材を所定の比率で切り出し、コンベアーから落下させることにより両者を混合させるカルシア落下混合船です。連続してカルシア改質土を製造でき、大規模施工にも対応できます。また、連続式RI密度水分計を搭載しており、リアルタイムで品質管理が可能です。