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環境関連技術

Environmental

環境配慮設計

設計分野では、設計業務がお客様を含めた社会のニーズに適合するか、最小限の費用で提供できるかの検討を行うことに加え、環境に配慮した設計とすることができないか。という視点での検討を行っています。
土木部門では20物件の設計において、「地球環境・資源エネルギー関連技術」や「水質汚濁・汚染関連技術」、「大気汚染関連技術」、「騒音・振動関連技術」、「景観関連技術」を中心に、139項目の環境配慮設計提案を行いました。
建築部門は13物件の設計において、合計で350項目の環境配慮設計提案を行いました。提案内容を分野別に見てみると「地球環境・資源エネルギー関連技術」、「景観関連技術」の比率・割合は昨年と変わりなく、全体のほぼ6割を占めています。他の分野割合には大きな変化はありませんでした。

環境配慮設計

環境に配慮した設計・施工の取り組み

ZEBへの取り組み

2050年カーボンニュートラルへ向け、発注者の省エネ、再生可能エネルギー利用への意識が高まっており、ZEB(ゼロエネルギービル)への適用を推進しています。
また、2025年度に自社が受ける設計・コンサル業務のうち、ZEBが占める割合を50%以上とします。

<ZEBプランナー認定取得(2020年1月)>
ZEBや省エネ建物を設計する相談窓口を設置し、業務支援を行う法人を登録する制度。(一般社団法人、環境共創イニシアチブが認定)発注者へZEB化、補助金申請等を提案していきます。
また、2024年度の受注実績の公表及び設計受注実績の報告に応じた「ZEBプランナー評価制度」を導入し、建築物の規模(延べ面積)ごとに最大5つ星で評価します。

ZEBプランナー評価制度

ZEB化率の算出方法

BELS(ベルス)とは

BELS

Building-Housing Energy-efficiency Labeling System(建築物省エネルギー性能表示制度)の略称であり、新築・既存の建築物において、第三者評価機関が省エネルギー性能を評価し認証する制度です。性能に応じて6段階で☆表示がされます。

ZEBとは

ZEB

Zero Energy Building(ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、「ゼブ」と読みます。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。人が活動しているためエネルギー消費量を完全にゼロにすることはできませんが、省エネによって使うエネルギーを減らし、創エネによって使う分のエネルギーを創ることで、エネルギー消費量を正味でゼロにします。
<手法>
外皮仕様:屋根の断熱強化
空調設備:高効率空調の採用、系統細分化運転制御
換気設備:高効率換気扇の採用、CO2センサー運転制御
昇降機:電力回生機能の追加
創エネ:太陽光発電

工場のZEB化と水素エネルギー実証

当社は、2050年カーボンニュートラル実現に向け、再生可能エネルギーの活用や高い省エネ性能を有する建物づくりの推進を目的として、自社施設においてさまざまな取り組み、検証を行っています。
カーボンニュートラル実現に大きな貢献が期待されている洋上風力発電に関連し、建設工事に必要な仮設鋼構造物の製作を担う自社工場「室蘭製作所」の新工場を建設しました。
当施設は、工場棟、事務所棟の工場全体で使用するエネルギーを賄うため、工場棟屋根に太陽光発電設備と水素棟に水素発電設備を設置し、再生可能エネルギー100%工場として2022年10月に稼働を開始しました。また、当施設では、事務所棟において各種の省エネ技術を導入し、『ZEB』認証を取得しています。
創エネルギーとして工場屋根に設置した太陽光発電(出力670kW)と水素棟の燃料電池(出力30kW)により、工場全体の動力、電灯の全ての電力をグリーン電力で賄います。
当施設では、次世代のエネルギーとして注目されている水素エネルギーを利用した発電システムを構築し、その導入効果や建物の消費電力量に合わせた制御方法など、水素利用に関するモニタリングを行っています。水素は、太陽光発電の電力を利用して水電解装置(能力3Nm3/h)で製造したグリーン水素を水素吸蔵合金(容量300Nm3)に貯蔵し、雨天や夕方の電力需要に対し、燃料電池で発電して利用します。また、道内の工場から購入している副生水素を水素タンク(容量900Nm3×2基)に貯蔵することで、グリーン水素が不足しているときやBCP対策用として利用可能なシステムとしています。
モニタリングする中で、太陽光発電の余剰な電力を利用して、グリーン水素の製造量を増やすための水電解装置の増設や蓄電池の導入により、更なる電力供給を計画しています。
引き続き、室蘭製作所新工場でのシステムの運用とモニタリングを継続し、十分な運用実績やデータを得ることで、ZEB化や水素の有効利用に関する知見を蓄積していきます。
当社は、これらの取り組みを通じてカーボンニュートラル実現に向け、洋上風力発電施設の建設や、建物のZEB化などのグリーン分野に挑戦していきます。

ニュースリリース: 室蘭製作所 新工場が完成しました



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