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環境関連技術

Environmental

環境配慮設計

設計部門では、設計業務がお客様を含めた社会のニーズに適合するか、最小限の費用で提供できるかの検討を行うことに加え、環境に配慮した設計とすることができないか。という視点での検討を行っています。
土木部門では30物件の設計において、「地球環境・資源エネルギー関連技術」や「水質汚濁・汚染関連技術」、「大気汚染関連技術」、「騒音・振動関連技術」、「景観関連技術」を中心に、138項目の環境配慮設計提案を行いました。
建築部門は15物件の設計において、合計で393項目の環境配慮設計提案を行いました。提案内容を分野別に見てみると「地球環境・資源エネルギー関連技術」、「景観関連技術」の比率・割合は昨年と変わりなく、全体のほぼ6割を占めています。他の分野割合には大きな変化はありませんでした。

環境配慮設計

環境に配慮した設計・施工の取り組み

ZEBへの取り組み

2050年カーボンニュートラルへ向け、発注者の省エネ、再生可能エネルギー利用への意識が高まっており、ZEB(ゼロエネルギービル)への適用を推進しています。
また、2025年度に自社が受ける設計・コンサル業務のうち、ZEBが占める割合を50%以上とします。

<2022年度のZEB施工実績>
『ZEB』:3件
@五洋建設 室蘭製作所(2022年9月竣工、用途:工場・事務所、規模:S造2階)
A日本ポート産業株式会社 神戸住吉冷蔵倉庫(2022年12月竣工、用途:倉庫、規模:S造4階)
BGLP広島Uプロジェクト(2023年1月竣工、用途:倉庫、規模:S造5階)

ZEB Ready:3件
@プロロジスパーク神戸3(2022年12月竣工、用途:倉庫、規模:S造4階)
AGLP沖縄浦添プロジェクト(2023年2月竣工、用途:倉庫、規模;S造4階)
B日本ポート産業株式会社 魚崎冷蔵倉庫(2022年12月竣工、用途:倉庫、規模:S造4階)

<ZEBプランナー認定取得(2020年1月)>
ZEBや省エネ建物を設計する相談窓口を設置し、業務支援を行う法人を登録する制度。(一般社団法人、環境共創イニシアチブが認定)発注者へZEB化、補助金申請等を提案していきます。
また、2022年度の受注実績の公表及び設計受注実績の報告に応じた「ZEBプランナー評価制度」を導入し、建築物の規模(延べ面積)ごとに最大5つ星で評価します。

ZEBプランナー評価制度

※1 ZEB化率の算出方法
・小規模建築物(300u未満)・中規模建築物(300u以上2,000u未満)
ZEB化率=(単年度に設計したZEBの件数) / (単年度に設計した建築物の総件数)
・大規模建築物(2,000u以上)
ZEB化率=(単年度に設計したZEBの延べ面積) / (単年度に設計した建築物の延べ面積)

ZEB化率の算出方法

BELS(ベルス)とは

BELS

Building-Housing Energy-efficiency Labeling System(建築物省エネルギー性能表示制度)の略称であり、新築・既存の建築物において、第三者評価機関が省エネルギー性能を評価し認証する制度です。性能に応じて5段階で☆表示がされます。

ZEBとは

ZEB

Zero Energy Building(ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、「ゼブ」と読みます。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。人が活動しているためエネルギー消費量を完全にゼロにすることはできませんが、省エネによって使うエネルギーを減らし、創エネによって使う分のエネルギーを創ることで、エネルギー消費量を正味でゼロにします。
<手法>
外皮仕様:屋根の断熱強化
空調設備:高効率空調の採用、系統細分化運転制御
換気設備:高効率換気扇の採用、CO2センサー運転制御
昇降機:電力回生機能の追加
創エネ:太陽光発電

工場のZEB化と水素エネルギー実証

当社は、2050年カーボンニュートラル実現に向け、再生可能エネルギーの活用や高い省エネ性能を有する建物づくりの推進を目的として、自社施設においてさまざまな取り組み、検証を行っています。
カーボンニュートラル実現に大きな貢献が期待されている洋上風力発電に関連し、施設の建設工事に必要な仮設鋼構造物の製作を担う自社工場「室蘭製作所」の新工場を建設しました。
当施設は、工場棟、事務所棟の工場全体で使用するエネルギーを賄うため、工場棟屋根に太陽光発電設備と水素棟に水素発電設備を設置して、再生可能エネルギー100%工場として2022年10月に稼働を開始しました。また、当施設では、事務所棟において各種の省エネ技術を導入し、『ZEB』認証を取得しています。
創エネルギーとして工場屋根に配置した太陽光発電(出力670kW)と、水素棟の燃料電池(30kW)により、事務所はもとより工場の電灯、製造装置の動力に至るまですべての電力をグリーン電力で賄います。
水素は、近年、次世代のエネルギーとして注目されています。当該施設では、この水素エネルギーを利用した発電システムを構築し、現在検証を行っています。水素は、施設内で製造するグリーン水素を主体に、道内の工場で副次的に製造される副生水素を使います。グリーン水素は、太陽光発電の電力を利用して水電解装置(製造量3Nm3/h)で製造し、水素吸蔵合金(貯蔵量300Nm3)に貯蔵し、日常、雨天や夕方の電力需要に応じ、燃料電池で発電して利用します。副生水素は、ローリーで搬入、水素タンク(貯蔵量900Nm3×2基)に貯蔵し、BCP対策として、災害時に燃料電池で発電して利用する計画としています。
現在、四季を通じて、省エネ技術の運用や太陽光発電、水素発電の実証を行い、各種施設におけるZEB化、水素の有効利用等に関して知見を蓄積しています。我々は、これらの取り組みを通じてカーボンニュートラル実現に向け、洋上風力発電設備の建設や、建物のZEB化などのグリーン分野に挑戦していきます。

ニュースリリース: 室蘭製作所 新工場が完成しました



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