環境汚染の防止

五洋建設グループでは、環境保全の取組みとして、有害・化学物質対策、水質汚濁防止、粉塵抑制などへの取組みを推進しています。
有害・化学物質への取組み
建設事業では、重金属類や化学物質による土壌汚染問題、焼却施設におけるダイオキシン類問題、そして水質汚濁など、さまざまな環境問題に直面します。当社ではこれらの問題の解決のため、対策の実施や技術開発に積極的に取り組んでいます。
土壌汚染対策
土壌汚染対策法が2003年に施行されて以降、法改正による調査の拡充や規制の強化により、臨海部や自然由来・埋立地由来の土壌汚染に関する新しい制度が導入されてきました。当社では調査から対策まで総合的な解決に取り組んでおり、関係法令の遵守や利害関係者の調整などの社会対応や、周辺環境に配慮した施工技術の開発に取り組んでいます。また、重金属やVOC(揮発性有機化合物)等の汚染土の処理について、多くの実績を有しています。
ダイオキシン類対策
当社では、早くからダイオキシン類の有毒性に着目し、対策技術の開発に取り組んできました。2000年に全国で初となる「ダイオキシン類ばく露防止対策を伴う焼却施設の解体工事」を実施して以来、80件以上にのぼる焼却施設の解体実績を有し、それに伴い発生する廃棄物や汚染土壌などの適正な管理・処理を数多く行っています。
水質汚濁、粉塵などへの取組み
浚渫や土砂投入等の海域での施工時における濁りを防止するなど、周辺環境への影響抑制に取り組んでいます。汚濁防止膜や汚濁防止枠の設置などの他、密閉構造のグラブ(END工法)による浚渫時の濁りの発生抑制、粘性材料用トレミー管による水中投入時の汚濁抑制など、周辺環境に配慮した施工技術の開発等を行っています。
粉塵抑制
解体撤去工事では、風速・風向の確認、粉塵の発生抑制のための散水等を実施し、周辺環境に配慮した施工を行っています。

