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サステナビリティ経営の実践

Management

考え方

五洋建設グループは、「良質な社会インフラ・建築物の建設こそが最大の社会貢献」と考え、ESG重視のサステナビリティ経営を実践しています。安全、環境への配慮と技術に裏打ちされた確かな品質の提供を通じて、株主、顧客、取引先、従業員のみならず、地域社会にとって魅力ある企業を目指します。

ガバナンス体制

当社は、サステナビリティに関わる課題への適切な対応が、リスクの減少のみならず収益機会の増大につながる重要な経営課題であると認識し、代表取締役社長を委員長とするサステナビリティ推進委員会の下に、人権委員会、カーボンニュートラル推進委員会、リスクマネジメント委員会、中央安全衛生環境委員会、品質・環境マネジメント委員会、DE&I推進委員会を設置し、ESG重視のサステナビリティ経営を推進しています。年4回開催のサステナビリティ推進委員会では、マテリアリティ(重要課題)に特定した各課題への具体的な取組みの実践と成果のモニタリングを行っています。サステナビリティに関する戦略や進捗状況については、取締役会へ定期的に報告し、中長期的な企業価値向上の観点から監督を受けています。

ガバナンス体制

各委員会の活動概要(2025年度)

名称
(委員長)
目的 2025年度
開催回数
サステナビリティ推進委員会
(代表取締役社長)
グループ全体のサステナビリティ経営の方針、戦略、活動計画の策定及び推進等 4回
人権委員会
(代表取締役社長)
人権方針の策定、人権リスクの把握、デューデリジェンスの実施、救済・是正措置の実効性モニタリング等 4回
カーボンニュートラル推進委員会
(代表取締役社長)
カーボンニュートラル推進に関する基本方針の策定、施策の推進等 2回
リスクマネジメント委員会
(代表取締役副社長)
リスクマネジメントの基本方針策定、リスクマネジメントシステムの構築及び改善、コンプライアンスに関わる諸施策の推進等 11回
中央安全衛生環境委員会
(常務執行役員安全品質環境本部長)
災害防止、安全衛生の確保、快適な職場環境づくりに向けた、安全衛生環境活動の基本方針策定及び施策の推進等 12回
品質・環境マネジメント委員会
(常務執行役員安全品質環境本部長)
品質及び環境マネジメントシステムに関する業務執行上の重要事項を審議、決定、評価、統制指導等 2回
DE&I推進委員会
(執行役員人事部長)
多様な人材が活躍する、働きやすく、働きがいのある職場環境の実現に向けたDE&I推進に関する方針、施策の推進等 7回

戦略

五洋建設グループは、2026年5月に公表した中期経営計画(2026〜2028年度)において、「サステナビリティ経営を実践し、建設の未来を拓く 真のグローバル・ゼネラルコントラクター」をビジョン(目指す姿)としました。
サステナビリティ経営の推進にあたっては、企業の中長期の成長と社会の持続的発展の両立を目指し、経営の重要課題として取り組むべき課題をマテリアリティ(重要課題)として2023年に特定しました。社会環境やステークホルダーからの要請の変化、自社の事業環境の変化を踏まえて、2026年にレビューを行った結果、8つのマテリアリティは変わらないものの、重要性の高い取り組み項目とKPIを見直しました。それぞれに関して、具体的な方針、体制、指標を定めて進捗を管理しています。

五洋建設グループのマテリアティ

五洋建設グループのマテリアリティ(重要課題)

リスクと機会

マテリアリティ特定、レビューのプロセスを通じて、SASB、GRIスタンダードなどのグローバルなESG基準、規制などの動向やステークホルダーの要望などを分析し、重要課題に関連した中長期のリスクと機会を把握しています。
主要なリスクに関しては、サステナビリティ推進委員会でモニタリングを行い、結果を取締役会に報告しています。同時に、個別リスクに関しては、サステナビリティ推進委員会傘下の各委員会などで進捗管理を行います。方針、体制、戦略などの観点から取組みの過不足をレビューし、改善につなげています。
特に経営への影響が大きく、全社的な対応が必要なリスクに関しては、全社のリスクマネジメント委員会で管理を行います。

指標と目標

当社グループのマテリアリティ項目の主な課題、具体的取り組み例、主な指標及び目標(KPI)、実績は以下の通りです。

指標と目標

マテリアリティ以外の指標も含む、ESGデータシートはこちらからご覧いただけます。

サステナビリティの主な取組み

サステナビリティ経営を進化させる仕組みづくり

2026年5月にレビューを行い、公表したマテリアリティ(重要課題)に基づき、サステナビリティ経営を進化させるための仕組みづくりを、五洋建設グループだけでなく取引先も含めて進めています。認知、理解促進のために、本社・支店・営業所・工事事務所等全事務所、現場にサステナビリティ経営に関するポスター等を掲示するとともに、国内外のグループ全役職員を対象とした、サステナビリティ研修をグローバルで毎年実施(2025年度:受講率100%)しているほか、階層別研修、部門主催の研修会等で、教育を行っています。

サステナビリティ経営進化の全体像

サステナビリティ経営進化の全体像

教育・啓発

グループ全役職員を対象とした、サステナビリティ研修をグローバルで毎年実施(2025年度:受講率100%)するほか、階層別研修、部門主催の研修会等で、サステナビリティをテーマとした講義を行っています。

サステナビリティ朝礼

サステナビリティ経営の取組みを、自社グループだけでなく現場で働く協力会社の方々とも共有するため、マテリアリティの各テーマを題材とした「サステナビリティ朝礼」を2024年9月から日本国内の現場において毎週1回実施しています。2025年9月からは、増加する外国人作業員に向けて、朝礼ポスターを5か国語(日本語・英語・中国語・ベトナム語・インドネシア語)で準備しています。2026年1月からは、海外でもサステナビリティ朝礼を実施しています。

サステナビリティ表彰

現場でのサステナビリティの取組みを表彰し水平展開する「サステナビリティ表彰」を、2024年度にシンガポールで開始し、2025年度からは日本、香港へも拡大して実施しています。
表彰式では優秀事例を経営層に発表し、社長から表彰を受けました。 各現場での優れた取組みは、社内ホームページや会議等で紹介し、水平展開を行っています。

事例 : サステナビリティ表彰 (日本)
         優秀賞「多様な人材による安全な現場づくり(DE&I五砂会)」

2026年2月、第1回「サステナビリティ表彰」において、応募262件の中から東京建築支店の現場での取組みが「サステナビリティ優秀賞」に選ばれました。外国人作業員が4割近くになる現場で、コミュニケーション不足により安全ルールなどが正確に伝わらないリスクがありました。
チームで知恵を出し合い、AI翻訳ツールの活用推進や外国語表示の看板の改善、通常の職長会とは別に、外国人主体の安全パトロール会「DE&I五砂会」による毎週1回の安全・環境・清掃の3分野のパトロール実施などに取り組みました。言葉の壁を越えたコミュニケーションで労働災害の防止、現場の生産性向上を実現した点が高く評価されました。
「多言語での安全指導により、外国人作業員のルール理解度が飛躍的に向上し、ルール違反や危険な立入りが減少した」「言語別グループの朝礼で、協力会社も含めた現場の一体感が高まった」「翻訳ツールの活用を進めることで、作業員同士の距離が縮まり笑顔が増えた」などの声が聞かれました。
このような現場の自発的な取組みと「誰も取り残さない現場づくり」への想いを全国の現場へ水平展開しています。



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