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サステナビリティ経営
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トップメッセージ
「サステナビリティの取組みは現場から」「建設の未来を切り拓く」
二つの「Evolution(進化)」を通じて、社会の持続的発展に貢献する

五洋建設は、1896年広島県呉市で水野組として創業し、創業130周年を迎えました。海の土木から始まり、陸の土木、建築へと業容を拡大してきました。海外においても、1961年のスエズ運河改修工事を機に、1964年に進出したシンガポールを拠点とし、香港および東南アジアを中心に事業を展開してきました。創業以来、当社のDNAである「進取の精神」で国内外の難工事、大型工事に挑戦してきました。
2026年3月に終了した前中期経営計画(2023〜25年度)においては、国際部門に課題を残したものの、国内土木および国内建築の大幅な事業量拡大と工事採算の改善により、最終年度の2025年度には連結売上高7,943億円、当期純利益347億円と過去最高の売上高と過去最高益を更新しました。
2026年度を初年度とする新中期経営計画(2026〜28年度)においても、国内外ともに旺盛な需要に支えられ、事業量の拡大とそれに伴う利益の拡大が見込まれます。最終年度には、連結売上高8,800億円、当期純利益380億円と、引き続き最高益更新を目指します
創業125周年では、「新たな挑戦がはじまる 〜歩んだ軌跡が未来をつくる」というメッセージを掲げ、部門間連携やDE&Iの推進、「デジタル」と「グリーン」の推進、そして洋上風力やZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)といった新分野への挑戦に取り組んできました。130周年のメッセージは、これらの挑戦をさらに進化させるという思いを込め、「新たな挑戦がつづく」としました。五洋建設グループは、時代の変化を先取りし、変化に適応しつつ、自ら進化し続けることで未来を切り拓きます。そのために、次の二つの「Evolution(進化)」に挑戦します。
Evolution 1: サステナビリティの取組みは現場から
〜協力会社・取引先のみなさまと、常にサステナビリティを考えた事業を展開します
ESG(環境、社会、企業統治)の観点から常にサステナビリティを考えた事業活動、企業行動を実践することを会社のDNAへと進化させます。CO2の削減やネイチャーポジティブの取組みなどの環境の保全と創造、労働安全衛生の確保、DE&Iの推進、人権の尊重、協力会社や取引先との適正な取引といった社会的責任を、日々の業務の中で着実に果たします。
Evolution 2: 建設の未来を切り拓く
〜AIとロボティクスを活用したDXとGXを推進し、ワクワクする建設現場へと変革します
10年後の建設現場の未来の姿を見据えて、AIとロボティクスの現場実装により、若者が魅力を感じる建設現場へと進化させます。本年4月に新設された「グローバルDXセンター」が先導して、建設DX(デジタル施工の高度化、施工管理の効率化)、ナレッジDX(経験・知識の定型業務への活用、設計・施工計画の自動化)、経営DX(デジタル基盤の整備、経営管理の効率化)を推進します。また、DX推進による生産性向上は、使用燃料の低炭素化・脱炭素化につながります。再生可能エネルギーの利用拡大と合わせてGXの推進、CO2の排出削減につなげます。
五洋建設グループは、サステナビリティ経営を実践し、建設の未来を切り拓く「真のグローバル・ゼネラルコントラクター」を目指しています。「真のグローバル・ゼネラルコントラクター」とは、国内土木・国内建築・国際の各部門の垣根がなく、国籍、性別、専門分野を問わず、多様な人材が公平に活躍し、そして成長を実感できる、部門間連携とDE&I(Diversity, Equity & Inclusion)が当たり前の会社です。
サステナビリティ経営は、当社グループのみならず、協力会社や取引先も含めて現場の隅々まで浸透させ、ともに取り組むことで、全てのステークホルダーの信頼を確立することができます。協力会社や取引先と対等な立場でパートナーシップを強化し、持続可能なサプライチェーンを構築します。
当社グループは、「良質な社会インフラ・建築物の建設こそが最大の社会貢献」と考えて、建設事業活動を行います。事業活動において、AIやロボティクスを活用したDXを推進し、技術に裏打ちされた確かな安全と品質を提供するとともに、GXをはじめ、ESGの観点からあらゆるサステナビリティの課題に真摯に取り組むことで、若者が集う魅力的な建設現場の未来を先取りします。
このような取組みを通じて、臨海部と海外に強みを持つ真のグローバル・ゼネラルコントラクターとして社会の持続的発展に貢献します。
当社グループは、新たな中期経営計画(2026〜28年度)において、2023年に特定した8つのマテリアリティについてレビューを実施し、急速に変化する社会の要請に先んじて応えるため、従来の枠組みを堅持しつつも、より重要度の高い取組み項目とKPIを新たに追加し、経営陣のコミットメントを一層強化しています。今後も、あらゆる事業活動においてグローバルな視点からサステナビリティ課題へ真摯に取り組んでまいります。
サステナビリティ経営の基盤は、誠実な企業活動の実践であり、高い倫理観とコンプライアンス精神が求められます。サステナビリティ経営を当社グループのみならず、協力会社や取引先も含めて現場の隅々まで定着させるため、2024年度から、「サステナビリティの取組みは現場から」をスローガンに、「サステナビリティ朝礼」や「サステナビリティ表彰」を国内外で広く展開しています。大いに手ごたえを実感しています。また、豊かな地球環境の創造に向けた取組みとして、2025年に「生物多様性に関する行動指針」を策定し、2026年5月にはTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の提言に基づく情報開示を行いました。気候変動問題への対応のみならず、当社が強みとする水域環境の保全・創造を含めたネイチャーポジティブの実現に向けた取組みを推進し、生物多様性の保全・回復と豊かな環境の創造に貢献してまいります。
もう一つの基盤である「人間尊重」については、安全最優先の「労働安全衛生の確保」及び「人権の尊重と持続可能なサプライチェーン」の取組みを一層深化させます。当社グループから協力会社・取引先へと対象を拡大してきた人権DD(デューデリジェンス)に基づく個別施策や定期的なモニタリングを継続します。同時に、本年3月に改定した「パートナーシップ構築宣言」に基づき、協力会社・取引先に対する労務費や資材価格の価格転嫁を適正に実施します。これらの取組みを通じて、強固な信頼関係を築くとともに、各社の人材確保・育成の支援にも取組み、持続可能なサプライチェーンを構築します。
さらに、これら現場発のサステナビリティの取組みの推進と並行して、2026年4月に設立した「グローバルDXセンター(GDXC)」が先導して、AIとロボティクスの現場実装を推進します。誰もが安全で働きやすく、若者が魅力を感じるワクワクする建設現場へと変革を進めます。
五洋建設グループは、これからも進取の精神で、サステナブルな建設事業活動の実践と新技術・新分野への挑戦をつづけることで、すべてのステークホルダーがワクワクする建設の未来を切り拓きます。これから歩む軌跡がさらにその先の未来をつくる、新たな挑戦がつづきます。協力会社や取引先の皆様と一体となり持続可能な社会の実現に貢献してまいります。今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

