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環境技術
アマモ場造成技術のページです。
アマモ場造成技術
概要
アマモは沿岸域の砂泥域に生育する海草で、沿岸生態系の保全・水産資源の保護・水質の浄化といった有益な機能をもっています。しかし、沿岸開発や水質悪化により急速に減少しており、保全や再生が望まれています。
当社は、アマモ場が成立する条件を波・流れから明らかにし、効果的に移植する施工方法を開発して大規模なアマモ場造成に備えています。
特長
造成適地の選定技術
アマモ生育地の深浅調査や、波・流れの数値シミュレーションによって、造成に適した場所を選定します。適地選定のためには、必要に応じて、実際の種子や実生株(発芽したばかりの株)を用いた水理実験を行います。
機械施工による大規模移植技術
従来の人力による移植だけでなく、水中施工技術を応用した専用バケットを使った機械化施工を行います。機械化施工は、アマモを地下茎や底質ごと採集することで生育環境を「そのままのかたち」で移植することが可能です。
播種材料による新規造成技術
浚渫土を用いた播種材料を開発し、種子からのアマモ場造成に取り組んでいます。播種材料をアマモ場造成地に設置することで、波や流れに対する移動抵抗力を増大させ、安定したアマモ場の再生が実現できます。
