このページは、ホームソリューション・技術
技術一覧
土木技術
赤外線サーモグラフィーによる劣化診断システムのページです。
赤外線サーモグラフィーによる劣化診断システム
概要
赤外線サーモグラフィーによるコンクリート構造物の非破壊では、従来、太陽光の当たらない箇所などではコンクリート表面の温度変化が少なく、診断を行うことができませんでした。
当社の劣化診断システムは、コンクリート構造物内部の鉄筋を非破壊で加熱して、コンクリート表面に現れる温度変化を測定することによって内部の欠陥を診断します。鉄筋の加熱は、電磁誘導加熱の要領でコンクリート表面に設置した電磁誘導コイルにより、コンクリート構造物を壊さずに行います。
特長
電磁誘導加熱を利用
非破壊・非接触でコンクリート内部の鉄筋を加熱します。
気象条件の影響を受けにくい
太陽光が無い状態でも赤外線サーモグラフィによる診断が可能です。
精度向上
コンクリート表面から5cm程度に位置する空洞を容易に把握することができます。
- コイル移動装置による鉄筋加熱状況(室内実験)
- 赤外線サーモグラフィによる欠陥位置検出結果
(欠陥設置箇所は、健全部と比較して加熱された
鉄筋からの熱が伝わりにくく、異常部として検出される)