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クレイガード(Clay Guard)工法のページです。
クレイガード(Clay Guard)工法
概要
クレイガード材
クレイガード工法は土質遮水材料を用いて管理型海面廃棄物処分場の側面や底面を遮水する工法です。土質遮水材料は浚渫粘土などの建設発生土を母材料とし、ベントナイトなどの副材料を添加混合して遮水性を向上させた材料です。固化材料を使用していないため、自己充填性・変形追随性を有しており、地盤の沈下や波浪などの外力に対しても追随し、長期間にわたって遮水性を維持することが可能です。
※技術評価・特許
(財)沿岸技術研究センター 港湾関連民間技術の確認審査・評価事業評価技術(登録番号 第03001号)
特長
基準省令※に準拠した底面遮水工、側面遮水工の構築が可能
土質遮水材料を海底に打設し、遮水基盤工として利用することが可能です。また、鋼(管)矢板と土質遮水材料を組み合わせることで、フェイルセーフ機能を備え、高い遮水性能を有する側面遮水工を構築することが可能です。
※基準省令:一般廃棄物の最終処分場及び産業廃棄物の最終処分場に係る技術上の基準を定める命令(総理府・厚生省共同命令)
変形に対する追随性
土質遮水材料の変形追随性は、粘性土の持つ可塑性(自由に形を変える性質)を利用しています。したがって、土質遮水材料は変形に対しても追随し、ひび割れや空隙を生じることなく遮水性を維持することができます。
優れた長期耐久性
土質遮水材料は浚渫粘土やベントナイトなど劣化しない天然材料を使用しているため、長期の耐久性に優れています。また、周辺の環境に影響を与える心配もありません。

遮水壁への適用イメージ