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最終接合工法 (キーエレメント工法)

概要

キーエレメント工法は、これまで必要とされた沈埋トンネルの最終継手工を省略する技術です。本工法は、従来工法であるVブロック工法の接合原理を応用したもので、くさび形の最終沈埋函(キーエレメント)を、自重と水圧を利用した水圧接合によって既設沈埋函と密着させます。水圧接合後、キーエレメントと既設沈埋函をトンネル内部より剛結します。

※技術評価・特許
(財)国土技術研究センター、(財)沿岸技術研究センター主催
第11回国土技術開発賞最優秀賞(平成21年度)

特長

工期の短縮

最終継手工を省略するため、工期短縮が図れます。従来のVブロック工法と比較した場合、約3ヶ月短縮できます。


通常の沈埋函と同じ沈設設備の使用

キーエレメントは、通常の沈埋函と同じ設備で沈設できます。したがって、Vブロック工法で必要とした大型起重機船は不要となり、海上の工事区域を縮小できます。また、空域制限のある地点でも施工できます。


トンネル延長誤差への柔軟な対応

既設沈埋函端部に設置した伸縮性止水ゴム(スーパーホルン)で、トンネル延長誤差を吸収します。伸縮性止水ゴムは中空構造で、内部にエアおよびモルタルを注入することによって伸長します。



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