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令和5年度土木学会賞 技術賞を受賞
2024年7月17日
五洋建設株式会社(社長 清水琢三)は、公益社団法人土木学会の令和5年度土木学会賞において、技術賞を受賞しました。土木学会は土木工学の進歩や土木事業の発達、技術者の資質向上を図ることを目指し様々な活動を展開しています。技術賞は土木技術の発展に顕著な貢献をなし、社会の発展に寄与したと認められるインフラの計画、設計、施工または運用やメンテナンス等の画期的な個別技術および、土木技術の発展に顕著な貢献をなし、社会の発展に寄与したと認められる画期的なプロジェクトに授与される賞です。
当工事は、国内最大の原塩ターミナルである三ツ子島埠頭において、貨物船大型化への対応と原塩の安定供給を確保するため、既設施設を供用しながら第三桟橋を建設する工事です。水深18mという大水深の場所に、長さ240m、幅30mという大規模桟橋を短工期で安全に、高品質で、しかも経済的に建設することが課題でした。そこでRC中空構造を有する超大型ブロックを用いたプレキャスト桟橋構築技術を開発し、実用化しました。加えてプレキャストブロック接合技術として杭頭接合部に鞘管工法を、ブロック間接合部にダブルスクエア継手を開発し、構造実験と数値解析により実用的な設計手法を確立するとともに、当工事への実装で海上での優れた施工性を実証しました。
当社は、引き続き施工生産性の向上に繋がる土木技術の発展に貢献してまいります。
三ツ子島埠頭 第三桟橋(完成写真)
表彰式(2024年6月14日、伊野土木設計部長)