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令和5年度インフラDX大賞 優秀賞を受賞

2024年3月18日

五洋建設株式会社(社長 清水琢三)は、国土交通省の令和5年度インフラDX大賞において、「新潟空港進入灯(10側)橋梁工事」で工事・業務部門の優秀賞を受賞しました。インフラDX大賞は、インフラ分野においてデータとデジタル技術を活用し、建設生産プロセスの高度化・効率化、国民サービスの向上等につながる優れた実績をベストプラクティスとして水平展開することを目的としています。2024年3月6日に国土交通省で行われた表彰式には、北陸支店長の東峰と監理技術者として工事に携わった出村が出席し、堂故国土交通副大臣から表彰状を授与されました。

当工事は、新潟空港の滑走路端安全区域を確保するため、滑走路西側の進入灯(10側)橋梁を60m延伸する工事です。施工場所が空港制限区域内にあるため、空港運用時は作業船が退避しなければならない制約があり、橋脚の施工は夜間に海上での高所作業が求められました。工程、品質及び安全性を確保するため、橋脚コンクリートのプレキャスト化を採用し、施工計画に当たってはBIM/CIM(3次元モデルデータ)を活用しました。
橋脚コンクリートのプレキャスト化により陸上ヤードで昼間製作が可能となり、据付場所での一括据付により夜間の海上高所作業が低減され、場所打ち工法と比べ技能者数は延べ822人(約46%)削減、海上施工日数は52日(約47%)短縮するとともに、夜間海上作業の低減により災害発生リスクも減少させることができました。また、3次元モデルを基に鋼管杭頭部へ橋脚プレキャスト部材の寸法に合わせた据付機構を設けることで、測量機器を用いた誘導が困難な夜間作業時において、橋脚プレキャスト部材の据付精度を確保しつつ、施工時間の短縮を図りました。

当社は、引き続き建設現場の生産性向上を図るため、コンクリートのプレキャスト化を積極的に進めてまいります。


表彰式(左から東峰支店長、堂故国土交通副大臣)
表彰式(左から当社北陸支店長の東峰、堂故国土交通副大臣)



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