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2020年
BIMモデルを用いた鉄骨工事統合施工管理システムを開発・運用開始のページです。
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BIMモデルを用いた鉄骨工事統合施工管理システムを開発・運用開始
2020年8月19日
五洋建設株式会社(社長 清水琢三)は、BIMモデルを活用して建築工事を統括管理する「五洋建設統合施工管理システム」(PiCOMS(ピーコムス):Penta-Ocean Integrated Construction Management System)の開発と現場展開を推進しており、この度、鉄骨工事版である「PiCOMS−S」を開発いたしました。
昨年、初弾として開発したプレキャスト工事版の「PiCOMS−PCa」は、現場での運用を通じてその効果を確認しています。今回開発した「PiCOMS−S」は、「(仮称)広島市中区富士見町地区フルサービスホテル建設工事」(広島県広島市)および「伊予鉄西ビルビジネスホテル建築工事」(愛媛県松山市)の2現場で運用を開始しました。
従来の鉄骨工事では、鉄骨製作図の作図・承認および鉄骨部材製作状況を担当者のみが把握していることが多く、各工程の進捗管理も担当者に依存していました。そこで製作図や鉄骨製作の進捗を部材単位でBIMモデルに表現し、進捗状況を「見える化」しました。これを工事関係者が共有することで、効果的・効率的な工事管理が可能となり、生産性を向上させることができます。予定より遅延している場合などは、その部材がハイライトされ注意喚起を促すことが可能です。
また、本システムはプレキャスト工事版同様、BIMに関する習熟度や専用の機器は不要で、職員や協力会社がタブレット等からBIMの3次元モデルを選択して進捗状況を入力することができます。
当社は運用する2現場で、鉄骨建方や外壁取付工事の進捗管理にも適用し、さらなる生産性向上と品質向上に取り組んでまいります。
【システムの特長】
・鉄骨製作図の作図〜承認・製作状況までの進捗状況を統括管理
・BIMの専門知識が不要で簡便な操作性により工事関係者全員で活用可能
・工事関係者の指示・報告等の管理業務を20%程度削減可能