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シンガポールで大型道路トンネル工事を受注
2018年08月06日
五洋建設株式会社(社長 清水琢三)は、このほどシンガポール陸上交通庁(LTA, Land Transport Authority of Singapore)からノースサウスコリドー高速道路(NSC)のN105工区をフランスのBachy Soletanche Singapore Pte Ltd社と共同で受注しました。
ノースサウスコリドー高速道路は、シンガポールの南北を縦断する全長約21.5kmの高速道路です。北側は高架橋、南側は市街地の一般道路の地下に道路を建設する工事となっており、N105工区は南側の地下高速道路 (全長1km、片側4車線) を建設する工区です。受注金額は、JVで約642億円、工期は約100ヶ月で2026年11月に竣工予定です。当社の受注金額は約373億円となります。
N105工区の地上部は、病院・学校・ショッピングセンターなど様々な建物が隣接している交通量の多い繁華街に位置します。地下部分においては、工区内を既設のMRT(地下鉄)が横断しており、MRTと高速道路が交差する箇所があるため、技術的に難しい工区です。
当工区の入札においては、価格よりも技術(設計および施工方法)に高い評価を与える選考方法が採用されました。当社は、最も技術的に困難な既設MRTとの交差箇所で本邦技術を用いた施工方法を提案したことと、当社のこれまでの実績が認められ、各国建設会社との競争入札で受注に至りました。現在、シンガポール陸上交通庁発注のMRTトムソンイーストコースト線のオーチャード駅及び隣接トンネル建設工事であるT219工区においても、当社はBachy社と共同で施工しており、当工区における高水準の施工管理、安全管理の実績も評価されました。
当社は1964年にシンガポールに進出して以来、数々の大型プロジェクトに参画してまいりました。シンガポールでは、今後も高速道路や大規模港湾など大型インフラ案件が数多く計画されています。当社は豊富な実績をもとに、今後もシンガポールを海外事業の最重要マーケットとして積極的な営業展開を継続してまいります。
施工場所
工事概要
工事名称 | ノースサウスコリドー高速道路N105工事 |
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発注者 | シンガポール陸上交通庁 |
施工者 | 五洋建設株式会社(58%) Bachy Soletanche Singapore Pte Ltd (42%) |
契約金額 | JV総額:約642億円(7億9,500万シンガポールドル) 五洋建設持分:約373億円 |
施工場所 | シンガポール、ノベナ地区 |
工期 | 約100ヶ月 (2026年11月竣工予定) |
主な工事内容 | 道路迂回工:13回 連続地中壁工:112,000m3 場所打ち杭工: 330本 地盤改良工: 22,000m3 掘削、山留め工:693,000m3 トンネル躯体工および舗装工:180,000m3 防水工:59,000m2 |