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2006年
海外工事向け長期ボンド発行枠(コミットベース)設定のお知らせのページです。
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海外工事向け長期ボンド発行枠(コミットベース)設定のお知らせ[120KB]
海外工事向け長期ボンド発行枠(コミットベース)設定のお知らせ
2006年03月30日
当社は、このたび下記のとおり、総額80 億円のシンジケーション方式による海外工事向け長期ボンド発行枠(コミットベース)の設定契約を行いましたので、お知らせいたします。。
1.ボンド発行枠(コミットベース)の概要
(1)保証極度額 | 総額80 億円 |
(2)契約期間 | 平成18年3月30日から平成21年3月30日まで |
(3)保証種類 | 海外工事の入札保証、契約履行保証、前受金返還保証、留保金返還保証及び瑕疵担保保証 |
(4)保証期間 | 最長5年(但し、契約日より最長7年まで) |
(5)保証原通貨 | 限定なし |
(6)アレンジャー | 株式会社みずほコーポレート銀行 |
(7)参加金融機関 | 株式会社りそな銀行 株式会社広島銀行 中国建設銀行 |
2.ボンド発行枠設定の目的と効果
当社は、1961 年スエズ運河改修工事に参画以来、中東および、シンガポール、香港を中心とする東南アジアにおいて海外工事を数多く手がけてきました。現在遂行中の中期経営計画Evolution21 においても、グローバルトップクラスのマリコンコントラクターとして海洋土木工事を中心に採算重視を徹底しつつ積極的な展開を図っています。
このたびの海外工事向け長期ボンド発行枠の設定により発行手続きが迅速かつ安定的に行えることから、海外工事の入札・契約に機動的に取り組むことが可能になります。
海外工事においては、発注者リスク軽減の仕組みとしてボンド制度が普及しています。
ボンドとは入札者や工事請負業者がその義務を果たさない場合、金融機関等のボンド発行会社が、発注者に対してその義務を履行することを約した保証証券のことであり、下記の通り入札から工事完了、瑕疵に至るまで様々なボンドを発注者から要求されます 。
○入札保証(ビッド・ボンド)
公共工事の入札参加者が落札したにもかかわらず、契約に至らない場合の発注者のリスク(再入札費用等)に対応するため、入札参加者に義務付けられます。
○契約履行保証(パフォーマンス・ボンド)
工事請負業者が請負契約の確実な履行を担保するための保証措置であり、工事請負業者が債務不履行に陥ったときに、発注者が被る損害の補填を担保するものです。工期内に完了しない場合に発生する遅延損害金もこの保証に含まれます。
○前受金返還保証(アドバンス・ペイメント・ボンド)
発注者が契約解除の際に、工事請負業者に支払った前払金の返還を保証するものです。
○留保金返還保証(リテンション・ボンド)
長期にわたる大型工事では、出来高毎に留保される金額は大きくなります。契約上では留保金の一部解除を認められる場合もありますが、その際、中途解除を保証するものです。
○瑕疵担保保証(メインテナンス・ボンド)
工事完成後、瑕疵担保期間内に瑕疵が発見され、工事請負者が履行不能な場合、その修補債務を保証するものです。
以上