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位置図(提供:大井西市街地再開発組合)
JR線とりんかい線、東急大井町線大井町駅(東京都品川区)に近接する一角で、現在、大井町西地区市街地再開発組合による第一種市街地再開発事業が順調に進み、間もなく完成を迎える。
本計画は、細街路、小規模宅地の密集地である当地区を、区道の街路拡幅整備事業に併せ、建物の共同化・不燃化等をはかることにより、品川区における行政、文化、業務、商業、交通の中心地として、街区の再編と防災性の強化を目的としたものだ。
当社は、ここで住宅をはじめ、公益施設(保育園)、商業施設を含んだ複合施設の建設や歩行者空間整備、そして空地部分及び建物屋上部分緑化など、地上28階建、地下2階の超高層ビルの建設工事全般に携わっている。
当施設の施工に際しては、中間免震構造の導入及びプレキャストコンクリート工法(PCa工法)を用いて施工を行っている。これは、地震時の危険度の低減やビルの安全性や品質の確保を考慮したものである。
この地域は、大型車両規制や敷地4面接道のうち1面のみの使用という厳しい条件もあるため、建設中の建物内にも小型車両の搬入が可能な工夫をするなど、工事スケジュールの調整を行いながら工事を行ってきた。
また、地域の方々への配慮を最優先にし、現場での作業時間は18:00までとするほか、騒音計・振動計を設置し、現場にはゴム巾木をつけるなど、常に騒音、振動、埃対策を行いながら施工にあたっている。
さらに、職員による周辺一斉清掃のほか、地域主催の新年会や節分祭、防犯パトロールなどのイベントにも参加するなど地元の方々との交流を大切にしながら、「地域の方々のための街づくり」をモットーに工事を進めている。
- 騒音計・振動計設置状況
- 地元の方々と防犯パトロール
外観全景
工事名称 | 大井町西地区第一種市街地再開発事業に係る施設建築物新築工事 | |
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工事場所 | 東京都品川区大井1丁目 | |
工期 | 2009年12月15日〜2012年9月3日 | |
発注者 | 大井町西地区市街地再開発組合 | |
設計・監理 | (株)協立建築設計事務所 | |
施工 | 五洋建設(株) | |
工事内容 | 主要用途 | 共同住宅(269戸)・店舗・公益施設 |
構造 | 鉄筋コンクリート造 中間免震建物 地上28階 地下2階 |
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建築面積 | 2,257.96m2 | |
延床面積 | 32,628.20m2 | |
敷地面積 | 3,290.81m2 |