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透過水平版付スリットケーソン「VHS工法」

概要

図(VHS)

VHS工法は、鉛直スリットを有する前壁・中間壁・後壁と、水平スリットを有する頂版で構成されている低天端着底式の海域制御構造物で、水面付近に取り付けられた頂版(透過水平版)が、海面の上下運動を制御するとともに、低天端構造が砕波を促進して波エネルギーを効果的に減殺し、幅広い波高・周期・潮位の変化に対して安定した消波機能を発揮します。
また、ケーソンの固定には杭式と重力式があり、海域の波浪および地盤条件に応じて経済的な設計が可能です。


特長

優れた消波性能

3枚の鉛直スリットと水平スリットにより波を消波するとともに、海水交換性に優れており、静穏な海域を創成するのに適しています。


良好な景観

低天端な構造物のため、景観性に優れ美観を損ないません。


幅広い適用条件

設置条件に応じて杭式または重力式が選べ、適用可能な範囲が広く、また設計・施工が容易で経済的です。

関連リンク

プロジェクトストーリー

下新川海岸生地透過型有脚式突堤工事



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