五洋建設株式会社

マイページ25エントリー・マイページ Menu Close

土木/施工管理(国内)の仕事

福島・小名浜港を整備し、
国際競争力を高める。

髙德 類
Rui Takatoku

東北支店 小名浜浚渫工事事務所
2015年入社/デザイン工学研究科 都市環境デザイン工学専攻 修了

CAREER PATH

2015年

東京土木支店 有明工事事務所

2016年

東京土木支店 小名浜浚渫工事事務所

My Work
現在の仕事

海洋土木工事で、国際物流拠点の港湾整備に貢献

福島県の小名浜港で進められている「小名浜東港地区航路・泊地浚渫工事」が、現在、携わっている現場です。周辺に石炭火力発電所がある小名浜港は、国内有数の国際物流拠点として「国際バルク戦略港湾(※1)」に選定されており、石炭を中心としたエネルギーの調達拠点港として国家プロジェクトの整備事業が進められています。

私は、大型ポンプ浚渫船を使って航路と泊地部分の海底を削り取り、所定水深に掘り下げる工事と、浚渫(※2)した土砂を利用した埋め立て工事を担当しています。水深を深くすることで大型船舶も航行・停泊できるようになり、一括大量輸送を実現し、より安価な石炭の調達を可能にします。このような浚渫・埋立工事は、五洋建設が最も得意とする分野です。

一方で、安全への配慮は最重要事項です。日々多くの船舶が行き来する港での工事であるため、工事エリアを通航する際は、30分前までに浚渫船の作業を中断して航路を開けるための退避作業を完了しなければなりません。そのため、どのバース(※3)に、いつ、どんな規模の船が入出港するのか確認しています。加えて、入出港予定時間に変更がないか、朝、昼、夕方の3回再度確認し、退避が完了しているか、他の船舶の入出港時間が予定通りかなどを確かめます。また、埋立地においても、作業員の安全通路を確保するなど、作業員が安全、快適に働けるよう、事前に検討・準備・実施することが、私の主な仕事の一つです。その他、工事による環境への影響がないかを確認するための水質調査や、発注者に提出する報告書類の作成なども担当しています。

※1:国際バルク戦略港湾:港の強化と国際競争力の増強を目的とした国の成長戦略の一つ。穀物、石炭、鉄鉱石が対象。選ばれた港は、2020年をめどに水深など大型輸送船が入港できる態勢を整備する。
※2:浚渫:港湾・河川・運河などの底面を浚(さら)って、土砂などを取り去る土木工事
※3:バース:船舶が停泊する場所。

Challenging
醍醐味と苦労

前向きな気持ちで仕事に臨むことで成長

建設業界は男性社員が圧倒的に多い業界で、五洋建設も土木施工管理を担当している女性技術者は、多くありません。私自身も入社前は、世間的なイメージから、施工現場での仕事は、ハードルが高いのではないかと、不安を感じたこともありました。しかし実際に働いてみると、その不安は杞憂に終わりました。現場は安全のための配慮、整理整頓がなされており、想像以上でした。また小名浜港の現場では、現場事務所だけでなく、浚渫船にも女性専用トイレを設置し、女性が働きやすい環境を整備してくれています。

そして何よりも、若手のうちからさまざまな仕事を任せてくれることに、やりがいを感じます。たとえば、埋立地内における安全対策。たくさんの工事車両が行き来する中、作業員が安全に働けるよう、どのように動線を確保すればいいのか、工事車両の運転者から作業員の視認性を高めるための工夫や熱中症対策など、検討すべき項目や対応策などはいくつもあります。これらを自分なりに検討し、問題がなければ実行するところまで任せてくれます。もちろん、分からないことがあれば、上司や先輩からアドバイスをいただけますし、私一人では解決できそうにないときは、フォローしてもくれます。
「自ら動くことを尊重」してくれるため、前向きな気持ちさえあれば、さまざまなことに挑戦する機会を得ることができるのです。

しかし体力面では、男性には及ばない部分もあります。例えば、水質調査をする際、直径20cm、高さ70cmほどの円柱の道具を海に沈めるのですが、私の力ではそれを海面から船上まで引き上げられません。そんなときは男性社員が手伝ってくれます。最初は、「自分にできない」ことが悔しかったものですが、今では、女性である自分にしかない視点で、仕事を行うよう心がけています。今後もさまざまなことに挑戦し、土木施工管理技術者としての経験を積み、成長していきたいです。また入社を考えている学生の方々や、入社してくる女性職員たちに、アドバイスができるように着実に知見を深めていきたいと思っています。

One Day
私の一日

海上で作業するため、毎朝、出社後すぐに天気、風、波、気温湿度を確認。

朝礼では、作業の注意事項を伝達。ラジオ体操で仕事モードのスイッチをオン。

毎日、現場周辺の水質を調査。海洋が汚濁していないことを確認する。

ポンプ浚渫船で他の船舶の通航状況を確認。必要に応じて、浚渫船を退避させる。

事務所に戻り、翌日の作業内容を書き出して効率的に動けるよう、優先順位を考える。

Off Time
私のオフタイム

長期休暇には、大学の友人と島巡りの旅をしています。伊豆大島に行ったときには、島内をドライブしていたら五洋建設の工事現場を発見し、思わず嬉しくなりました。写真は、鹿児島県の屋久島に行ったときのものです。

Must Item
私の必需品

「BABY-G」
可愛いデザインで、耐久性に優れるBABY-G。現場でも使えるので、入社1年経った自分への褒美として購入しました。

Episode
印象に残る出来事

必死で働いた結果

入社1年目は、建設発生土の運搬作業、埋め立て工事、シャシープール(※)建設工事という3つの現場を経験しました。特にシャシープールの現場では、所長1人と新入社員2人という人員構成だったため、1年目にもかかわらず、工程管理や協力会社とのやりとりまで任せてもらえました。工期どおりに工事を終えるために、協力会社の方々がスムーズに仕事を行えるよう、いかに行程を組み、働きやすい環境を整えれば良いか、毎日必死に考え夢中で働いていた気がします。辛いと感じることもありましたが、振り返ってみると、とても貴重な経験だったと思います。もちろんこの時の経験は、今の現場でも活かされています。

※シャシープール:
シャシーとは、コンテナを載せるトラックの台車のこと。転じてコンテナ専用のトラックを指すことも。海上あるいは陸上輸送されてきたコンテナを、積み込むまで港湾埠頭で一時置きする施設のこと。

Message
動画メッセージ

動画再生

髙德より応募者の皆さまへ。(動画 2:12秒)
※内容はすべて取材当時のものです。

The CORE ofCivil Engineer

Penta-Ocean Construction Co., Ltd. Recruitment information for students Recruitment 2025

Work & Person

培ってきた志は、今も私たちの "CORE" として活き続けています。

エントリー・マイページはこちら

エントリーしていただいた方にマイページへのログイン情報をお送りします。
マイページでは、新卒採用に関する様々なお知らせをお届けします。


25エントリー・マイページ