五洋建設株式会社

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Women'sTalk Discussion
女性座談会 海外編

業務スキルを鍛える点でも、性差なく働く点でも海外には見習うべきところが多い

藤岡 杏
Kyo Fujioka

国際部門 国際建築本部 シンガポール営業所 センカン総合病院新築工事

2010年入社/工学部 建設システム工学科 建築コース 卒

入社後、国内で、大井町西地区市街地再開発建築工事、アイア新本社ビル建築工事、クレストフォルム東大島新築工事の3プロジェクトを経験し、2015年にシンガポールへ。現在は、センカン総合病院建築工事に工務チームの一員として携わっている。

森川 愛美
Manami Morikawa

シンガポール営業所 T211地下鉄工事事務所/センカン総合病院工事事務所

2012年入社/人文・文化学群 卒

入社後、名古屋支店総務部に配属され、四日市中・池底工事事務所の駐在を経て、2015年よりシンガポールへ赴任。シンガポール営業所総務課に所属し、異動5カ月後からT211地下鉄工事事務所と、センカン総合病院新築工事の工事事務所駐在を兼務。

海外で働くまで

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01

五洋建設に入社を決めた理由を教えてください。

森川大学時代、長期休暇のたびにエジプトで、遺跡の発掘作業を手伝っていました。そこは、すぐに断水したり停電したりと、インフラが整っているとは言い難かったのですが、現地の人と共に手を動かすのがとても楽しく、充実した時間を過ごせた実感がありました。この経験がとても印象的だったので、就職活動では海外、特に開発途上国に進出している企業、インフラ関連に携われる企業、モノづくり企業の3つを条件に絞り込んでいきました。その結果、縁あって出合ったのが、五洋建設でした。

藤岡私も海外経験が大きく影響した点は、同じです。小学1年生から3年生まで、アメリカのマサチューセッツ州で暮らしました。そのときの経験から、海外で働きたいと強く思うようになっていました。大学で学んだ建築を活かすなら、世界で大規模な建設プロジェクトをいくつも手掛けている五洋建設がいいだろうと思ったのです。
ですから、面接のときも入社した後も「海外へ行かせてください。」と事あるごとに上司に伝えていました。すると上司には、「まずは1級建築士と、1級施工管理技士資格を取得してからだ」と言われました。猛勉強しましたよ。その結果、4年目に施工管理技士を、5年目に1級建築士を取得しました。そして6年目の春、念願だった海外勤務が決まりシンガポールへ来ています。

森川すごい。私は、海外へ行きたい気持ちはありましたが、途上国へ女性が赴任するのは安全面の確保など大変な部分も多いため、海外に関わる事業を国内からサポートするバックオフィスでの仕事をするのだろうと思っていました。ですから、シンガポールへの赴任を告げられたときは、嬉しいながらも心のどこかで『まさか』と思いました。

慣習もビジネスの進め方も異なる海外だから成長できる

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02

シンガポールへ来て、
日本との違いを実感することは何ですか?

藤岡日本では、一人ひとりの職員が現場管理から図面、安全面、予算管理など、幅広い業務を担当しますが、シンガポールでは分業制が進んでいます。私の場合は、現場で図面を担当する工務チームに所属しているので、図面製作に集中できる環境があります。日本は幅広い経験を積めるためゼネラリストを育成するのに適しているのに対して、シンガポールは専門性を伸ばしていけるため、スペシャリスト育成向きだといえるかもしれません。

森川事務方は、逆ですね。担当している工事事務所の経理から財務、法務、人事、総務など事務全般をとりまとめる必要がある上、スタッフもまとめていかなければならないからです。当初は戸惑いや不安も多く、もう少し日本で業務経験を積んでから、シンガポールへ来たかったという想いもありました。でも今は、成長するチャンスだと前向きにとらえて、一つずつできることを増やしていこうと取り組んでいます。

藤岡こちらは契約社会ということもあり、施主の要望から守らなければならない法律、ペナルティなど、すべてについて契約書類に記載されています。記載内容を理解して仕事をすることで、スタッフへの指示の仕方も変わってくるし、効率的に仕事を進めることが出来ます。おかげで、仕事の仕方が大きく変わり、少しずつ楽しめるようになってきました。

森川私もシンガポールでの仕事のおもしろさを感じています。ローカルスタッフは、ミャンマーやイギリス、アメリカ、中国、インドネシアなど、さまざまな地域から来ているため、グローバルを感じることができるし、一つひとつのプロジェクト規模もとても大きいので、『この国に貢献できている』ことを目で、肌で感じることができます。

私たちの経験を活かして

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働く女性の職場として、
シンガポールはいかがですか?

森川男性、女性ということを意識することはほとんどありません。工事現場事務所では多くの女性がイキイキと働いています。

藤岡そうですね。こちらでは共働きが当たり前で、女性が働かないと男性が「なぜ、仕事をしないの?」と疑問に思うくらいだと聞きます。その意識は、日本とは大きく異なります。五洋の場合、女性総合職の人数が少なく、先輩方もどう扱えばいいのか戸惑っているところがあるように感じます。建設業界全体を見ても、ようやく現場に出る女性が少しずつ増えてきているといった程度です。

森川シンガポールは、マネージャークラスを女性が務めていることは珍しくないなど、女性の社会進出が極めて進んでいます。ただ、それは特別なことではなく、その人の能力などを評価した結果であって、とても自然なことなのです。男性・女性といったカテゴライズでものを考えるのではなく、個々人にスポットを当てた考え方が浸透している証拠だと思います。

藤岡建設業界は、人材不足という大きな課題を抱えています。その解消には、男女がフラットに働ける環境づくりに、今まで以上に注力していく必要があります。その点では、五洋建設も今以上に変わっていく必要があると思います。今、この場所にいる私たちが、後に続く後輩のためにも、制度や意識などを変え、道を開いていければと思っています。

Women Activation

五洋建設では多くの女性が活躍しています。
その活躍をサポートする取り組みと、彼女たちの働き方や生き方をご紹介します。

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