五洋建設株式会社

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International Voice
五洋海外事情

東南アジアを中心に、海外事業を展開する五洋建設の現場の声をご紹介します。

50年間にわたって培った信頼と実績によって
シンガポールのリーディングコントラクターへ

山下一志Kazushi Yamashita

常務執行役員 国際建築本部長
1985年入社/工学部 建築学科 卒

埋立工事の約40%を五洋建設が成し遂げる

1965年にシンガポール出張所を開設してから、すでに半世紀ほどの時が流れました。その間、海上土木分野では、「ジュロン埠頭拡張工事」を皮切りに、当社の技術力の高さを世界に知らしめた「ジュロン地区チュアス埋立造成工事」など、数々の工事を受注し続け、2014年からはコンテナヤード移設に伴う埋立工事「チュアス・フィンガー・ワン」に着手しています。国土の約19%が埋立地というシンガポールにおいて、五洋建設が手掛けた埋立地はおよそ40%にも達しています。この数字だけを見ても、シンガポールの海上土木分野における当社の存在感の大きさを感じていただけると思います。

ジュロンアイランド埋立
チュアス埋立
マリーナベイ・ダンジョンルー埋立
海上土木工事から、陸上の土木・建築工事へ

海上土木分野で築いた実績と信頼は、陸上土木、そして建築分野での飛躍の原動力にもなっています。トムソンラインなどの地下鉄工事や高速道路建設工事、下水道整備など、シンガポールの社会基盤を支える重要なインフラ整備事業に多数携わってきました。また、複合文化施設「エスプラネードシアターズ・オン・ザ・ベイ」や「アートサイエンス・ミュージアム」など、観光名所として世界中から訪れる人々を楽しませているランドマーク施設も五洋建設の施工によるものです。近年、国策として推進している病院建設プロジェクトにも早い段階から参画。2014年末にはチャンギ総合病院が一部竣工を迎え、病院建築工事の受注としては4例目となるセンカン総合病院新築工事も動き出しています。

このように、海上土木からスタートして陸上土木、建築と、すべての分野において着実に実績を重ねてきた結果、現在はシンガポールにおけるリーディングコントラクターとしての地歩を固めつつあります。そして今後、香港とともにアジア地域における海外事業の牽引役として、さらなるグローバル化を進めていきたい。

エスプラネードシアターズ・オン・ザ・ベイ
アートサイエンス・ミュージアム
MOUNT ELIZABETH NOVENA HOSPITAL
高い技術力と適材適所の人材配置が強み

五洋建設がシンガポールで存在感を増してこられた大きな理由の一つが、工事品質の高さと工期の遵守です。当然、発注者の意向による設計変更によって工期が延びるといったことはあります。しかし、その場合も、設計変更によってなぜ工期が延びるのかについて、技術的なことも踏まえながら可能な限り発注者に丁寧に説明し、かつ延長期間を最小限に抑える努力を行ってきました。このような真摯な姿勢を貫いてきたことも、発注者との信頼関係を築くうえで大きな意味があったと思っています。

ただし、海外において、高い工事品質と工期を守るのは容易なことではありません。なぜならば、さまざまな国の人たちで構成されるプロジェクトチームを一つにまとめ、安全管理基準や品質基準を周知徹底させることが難しいからです。そのため、当社は日本人、ローカルスタッフ、海外スタッフという枠にこだわらず、個々人の能力に応じてポジションを任せる適材適所を重視しています。現地の施工会社を管理するのはローカルスタッフが向いているし、ヨーロッパの土木技術についてはヨーロッパの技術者が精通しているなど、人材には得手不得手があり、それを踏まえた上で、人材を配置することが、海外でプロジェクトを成功させる秘訣だと考えます。

海外で挑戦した経験は必ずや財産になる

1996年、5年ぶりにシンガポールへ赴任するときは、国内の家具などすべて処分して、家族と一緒に不退転の決意で海を渡りました。ちょっと時代がかった決意のように感じるかもしれませんが、当時の私は、そのくらいの覚悟でシンガポールへ来ました。

それでも、工事がうまく進まず発注者や同僚、協力会社と落ち込んだこともあります。家に居ても現場からひっきりなしに電話がかかってきて、家族に心配をかけたこともあります。何度も壁にぶつかりシンガポールでやっていく自信が揺らいだこともありました。でも、日本とはスケールの違う大きな現場に携わり、国の発展に関わっているという実感を得ながら働けることは、大きな手応えを与えてくれました。世界各国の知人、友人ができ、彼らを通して日本を再認識できたようにも感じています。シンガポールに赴任したことで、公私にわたって得た多くのものが、今の私の財産になっています。

「だから」というのも変ですが、学生の皆さんも日本の外へ出てみてください。今は、昔よりも移動手段が発達して、海外が近い存在になっているので、私たちの世代以上にいろいろな経験ができるはずです。挑戦もしやすいはずです。その経験があなたの大きな財産になるはずです。

建設業に対する情熱が、壁を乗り越える力になる

ジョン・コーJohn Koh Tat Meng

2008年入社。国立大学病院(NUH)メディカルセンターの建設プロジェクトに参画。NUHの竣工後、センカン総合病院建築工事へプロジェクト・マネージャーとして加わる。

センカン総合病院建築工事のプロジェクト・マネージャーを任されると分かったときは、誇りに思いましたし、成長する機会を得たと感じました。 プロジェクト規模の大きさや責任の重さに身が引き締まる思いでいます。工期を守りながら品質、安全にも目を配り、病院を完成させるには、幅広い建築技術に関する知識が求められます。その場その場で、難しい判断に迫られることもあると思います。しかも、大規模な工事の場合、最初のアプローチを間違えてしまうと、後から軌道修正するのは容易なことではありません。私自身、そこまでの技術力は十分ではないと自覚しているので、さらなる研鑽を心がけるだけでなく、周りのスタッフたちの知恵も借り、協力してこの工事に挑んでいきたいと思っています。

それでも、竣工までには、多くの困難があると覚悟しています。ただ、必ず乗り越えられるとも思っています。なぜなら、この仕事を無事にやり遂げるという強い想いがあるからです。是非学生の皆さんも強い想いをもち、物事に取り組んで下さい。

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山下より応募者の皆さまへ。(動画 1:00秒)
※内容はすべて取材当時のものです。

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