仕事徹底解剖

[事務の仕事]経理のシゴト

「企業と外部をつなぐ接点であり、経営層の意思決定をサポートする役割を担う」

[佐々木努 Tsutomu Sasaki]
本社経営管理本部 経理部
(1997年入社/法学部卒)


現在の仕事

 会計を扱う主な部署は、決算業務・税務申告等を担当する経理部、資金の調達・運用等を担当する財務部財務・資金グループ、自社で保有する不動産の管理・運用等を担当する財務部不動産グループに分かれています。私は経理部に属し、主に連結決算業務、外部開示資料の作成、監査法人との協議・監査対応など、経営層の意思決定を助け、社内外に経営成績・財政状態を報告することを主なミッションとしています。決算業務は第1~3各四半期及び年度決算の年4回。決算発表は投資家への迅速かつ適切な情報提供を目的に年々早くなっており、短期間に決算短信などの開示書類をまとめ上げなければなりません。いかに効率よく正確な業務を行うか。日々の時間の使い方については毎回考えさせられます。

 また決算業務のほか、ゼネコン各社の経理担当が集まって、近年めまぐるしく変わっている会計制度の建設業への対応を協議する外部の研究会があります。具体的には、建設業向けの有価証券報告書作成要領、建設業法上の財務諸表の検討など、各社の意見を集約し建設業界としての対応を図っています。

「面白さ」と「苦労」

 決算というのは、各支店・各部署から集められた数字をまとめ上げ外部発表するという、いわば総仕上げの部分です。企業と外部の接点となるだけに責任は重いですが、一方でそれがやりがいでもあります。仕事の成果が見えにくい事務職のなかでは、本社の経理の仕事は、目に見える形で業務が完結するので一区切りした後は安堵感と達成感を味わいます。また、近年では会計や税務のルールが頻繁に変更されるため、常に新たな知識を吸収する必要があり、そこが苦労であるといえます。しかし、知識をただ吸収するだけでは意味がありません。現時点での会社の状況を把握・分析し、それをどう活かすか。会計や税務に関する理解や知識をベースに、自分なりの観点を持つことが重要です。常に最適の方法が何かを考えながら業務に取り組むことを心がけています。

 今後の課題は、経営管理を担う部門として、「ヒトとヒトのつながり」をより強化することです。私たちの仕事は、各支店・各部署から集められた数字をルールに則ってまとめ上げていく、既に数値化されたものを扱うことが前提にありますが、「ヒトとヒトのつながり」により施工部門や営業部門の意向を事前にくみ取り、会計や税務を踏まえながら最大限尊重できるよう新たな方法を模索することも、事務職が果たすべき役割の1つです。方向性の誤りや問題点があれば指摘する、その積み重ねが相互信頼へとつながっていきます。そのような「ヒトとヒトのつながり」を広げていきたいと思っています。

EPISODE and MESSAGE

 以前から外部の委員会に参加しています。委員会にはゼネコン各社から私と同年代の方が参加しているのですが、参加者のレベルの高さに驚きました。高い専門性を持った方が多く、日々の業務とは違った刺激を受けています。 「建設業の事務職」というと、なかなかイメージしづらい部分があると思います。我が社にも人事・総務・監査・法務・経営企画・広報・国際総務等、様々な部署があります。
 私自身を振り返ると、入社当時経理に関する知識は全くなかったですが、たまたまほぼ一貫して経理業務に携わっています。その中でも工事現場へ常駐勤務、支店の予算・決算業務、本社決算業務など、幅広い知識やフットワークの軽さを求められる経理業務から、専門性を求められる経理業務を経験し「ヒトとヒトのつながり」に成長させてもらいながら、現在に至っています。


これが私の必携品

最近買い換えたばかりの電卓。経営数値を扱うプロとして欠かせないアイテム。


ON and OFF

ON time「私の一日編」

※各写真をクリックすると、
詳細画面をご覧いただけます。

OFF time その1
休日は家族団らんの時間。
OFF time その2
帰省した際、久々に柿採りを楽しむ。

CAREER PATH

1997~1997年
大阪支店 総務部
1997~1999年
大阪支店 神戸港国際流通センター工事事務所
1999~2000年
大阪支店 近畿自動車道多門院工事事務所
2000~2001年
名阪建設株式会社 総務部出向
2001~2005年
大阪支店 総務部
2006~2009年
本社経営管理本部 財務部
2009年~
本社経営管理本部 経理部

ページトップへ