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What's New

新たに「糊付けタイプ」のフッ素壁紙を開発、「タックシートタイプ」と併せて一般販売を開始
〜フッ素壁紙の採用拡大へ〜

2017年04月18日

五洋建設株式会社(社長:清水琢三)は、新たに糊付け施工タイプのフッ素壁紙を開発し、既開発の「タックシートタイプ」と併せて、フッ素壁紙を一般販売することにしました。同壁紙の特性を活かして衛生度、清浄度が高い空間を数多く創造し、より広く社会に還元していこうと考えております。

フッ素壁紙は、フッ素樹脂の中でも純度が高いETFE※1を表面層に使用しており、フッ素樹脂の特徴である撥水性や防汚性、耐薬品性を最大限に活かして、高い衛生度が求められる製薬、食品関係の各種施設、壁や天井面が汚れやすい喫煙室など多くの施設への適用が可能です。

 
  • 喫煙室での施工事例[写真-1 喫煙室での施工事例]
  • 食品工場での施工事例[写真-2 食品工場での施工事例]
             
同壁紙は、ホルムアルデヒド発散建築材料試験でF☆☆☆☆ランク※2に合格し、国土交通大臣の認定を取得しました。さらに、建築基準法に基づく規定に適合した不燃材料としても国土交通大臣の認定を取得しています。

これまでに開発したフッ素壁紙は、その用途から耐水性が求められるため、離けい紙をはがして貼り付けるシート状の「タックシートタイプ」としてきました。このタイプの壁紙は、下地が金属面である窓枠や金属製扉等の部位には施工面も含めて適しています。しかしながら、プラスターボードなどの一般的な下地の場合、壁紙用の糊付け機を使用した一般的な施工に対して、施工性が低下することが課題となっていました。

一方、一般的な糊付けタイプの壁紙に用いられる紙質系の壁紙裏打ち層では、水掛かりが生じた場合、壁紙の目地部分において水分侵入により裏打ち層が壁から剥がれやすくなるため、目地の目開きにより耐水性が低下する恐れがありました。

新たに開発した壁紙では、裏打ち層に耐水性を有する不織布シートを導入することによって耐水性を飛躍的に向上させるとともに、ロール状の「糊付けタイプ」とすることを可能にしました。紙巾も一般の壁紙と同サイズの約910 mmとすることで、一般の壁紙用の糊付け機の使用を可能にしました。当社施工の建物における検証の結果、新たに開発した「糊付けタイプ」のフッ素壁紙の作業性は一般の壁紙と同等であることを確認しています。

      
  • フッ素壁紙の断面層の構成[図-1 フッ素壁紙の断面層の構成]
  • >フッ素壁紙の外観[写真-3 フッ素壁紙の外観]
         

不燃材料である「糊付けタイプ」と「タックシートタイプ」を用いることにより、防火区画の規定に関わらず、壁面、天井面からドア枠まで部屋全体をフッ素樹脂で覆うことができ、部屋の衛生度向上に大きく寄与することが期待できます。

フッ素壁紙の一般販売は、関連会社のペンタテクノサービス株式会社を通じて行います。さらに、販売促進のため、建材商社を通じた販売強化を図ります。これを機にフッ素壁紙の普及をさらに図りたいと考えております。

■連絡先
五洋建設株式会社 技術研究所建築技術開発部
担当 :小座野 貴弘
住所:栃木県那須塩原市四区町1534-1
TEL :0287-39-2106

※1ETFE:テトラフルオロエチレン(C2F4)とエチレン(C2H4)の共重合体であるフッ素樹脂の1つで、高い耐薬品性、絶縁性、低摩擦性を持っている一方、成型加工性に優れており、代表的な使用例としてテント膜があります。

※2F☆☆☆☆(フォースター):JIS工場で生産されるJIS製品に表示することが義務づけられている、ホルムアルデヒド等級の最上位規格を示す等級です。F☆☆☆☆と表示されている建材は、建築基準法によって室内の使用量制限を受けません。



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