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ミャンマー・ティラワ経済特区ゾーンA開発第1期工事開業式典開催

2015年10月5日

五洋建設株式会社(社長:清水琢三)は、MJTD社(Myanmar Japan Thilawa Development Ltd. )発注の、ミャンマー連邦共和国ティラワ経済特区ゾーン A開発工事を、地元建設会社のSuntac Engineering and Construction Co., Ltd.と共同で施工してきましたが、このたび第1期工事が概成しました。

2013年12月に工事を開始し、雨季(5月〜10月)には、月間最大800mmにも及ぶ降雨のある厳しい自然条件を克服し、2年足らずで工事を概成させました。このたびの開業式典に間に合わせることができ、発注者を始め、両国の関係者より信頼と評価を得ることができました。

表彰式にて記念品を贈呈される清水社長 左から/MJTD社テイン・ハン会長、清水社長、坂井工事所長、クボタ木股社長、きんでん前田社長    表彰式にて記念品を贈呈される清水社長  左から/MJTD社テイン・ハン会長、清水社長、
  坂井工事所長、クボタ木股社長、きんでん前田社長

2015年9月23日に、麻生副総理およびミャンマーのニャン・トゥン副大統領をはじめとする多くの来賓の参列のもと、MJTD社主催による開業式典が盛大に執り行われました。式典のなかで麻生副総理は「日本の技術を生かした質の高いインフラと、国際基準に見合った環境への配慮を備えたティラワ経済特区は、日本の企業がミャンマーに積極的に進出するためのゲートウェイになる。ミャンマーの経済の発展と雇用の創出につながる。」とあいさつされるなど、ミャンマー初となる経済特区の完成を機に、日系企業の進出に弾みがつくと期待されています。
既に13の国と地域から47の企業がティラワ経済特区への進出を決めており、そのうち24社を日系企業が占めています。

本工事は、ヤンゴン市南東約20kmに位置する総面積約2,400ヘクタールのティラワ経済特区における、工業団地先行開発エリアゾーンA地区(約400ヘクタール)のうち第1期工事(約211ヘクタール)を当社と地元企業の設計施工で建設したもので、現在、引き続き第2期工事(約105ヘクタール)を施工中です(2016年8月完成予定)。

発注者であるMJTD社は、住友商事株式会社、三菱商事株式会社、丸紅株式会社が39%、国際協力機構(JICA)が10%、ミャンマー側官民が51%を出資するティラワ経済特区先行開発エリアの開発事業主体で、日本とミャンマーが官民を挙げて開発を推進しています。
また、当社が造成工事と並行して建設を進めていた江洋ラヂエーターミャンマー工場(発注者:Koyorad Myanmar Corporation Co., Ltd.)がティラワ経済特区内最初の工場として、2015年8月に竣工しました。
当社は、この他に7件の日系工場・倉庫を同経済特区内で受注し、設計・施工で工事を進めています。
当社はティラワでの工事実績を足掛かりとして、今後もミャンマーにおいて積極的な営業展開を図ってまいります。

開業記念のテープカットを行う清水社長
開業記念のテープカットを行う清水社長(右)
江洋ラヂエーター工場見学 左から/清水社長、江洋ラヂエーター江尻会長、麻生副総理
江洋ラヂエーター工場見学
左から/清水社長、江洋ラヂエーター江尻会長、麻生副総理

工事概要

工事名称 ティラワ経済特別区ゾーンA開発工事
発注者 Myanmar Japan Thilawa Development Ltd.
施工者 五洋建設株式会社/Suntac Engineering and Construction Co., Ltd.
施工場所 ミャンマー連邦共和国ヤンゴン管区ティラワ経済特別区
工期 2014年2月〜2016年8月
工事内容

設計施工一括契約による工業団地の造成
1期  211ヘクタール
2期  105ヘクタール
合計 316ヘクタール

土工        切り土:280万m3、盛り土:200万m3
道路工      コンクリート舗装 114,000m2
雨水調整工   調整池・調整水路・カルバート等 一式
給水設備     浄水場建設 2式、取水施設 一式、ダクタイル管敷設
下水設備     下水処理場建設 2式、RCパイプ敷設・ポンプ設備
電気設備     電力ケーブルの敷設(架空線・地下埋設)一式
雑工事       ゲート、フェンス、植生 一式

施工場所

施工場所


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