ページの先頭です
ページ内移動用のリンクです



このページは、ホームの中のWhat's Newの中の2014年の中の柱と柱梁接合部のコンクリートを打ち分けられるP-RCS構法を開発のページです。

What's New

柱と柱梁接合部のコンクリートを打ち分けられるP-RCS構法を開発
〜柱梁接合部に100N/m㎡の超高強度コンクリートを使用可能〜

2014年6月11日

五洋建設株式会社(社長:村重芳雄)は、柱と柱梁接合部のコンクリート強度を打ち分けることができる五洋式柱RC梁S構法(P-RCS構法)を開発し、このたび一般財団法人日本建築総合試験所より建築技術性能証明を取得しました。
柱梁接合部に100N/mm2の超高強度コンクリートを使用できるので、スパンが大きく、接合部に大きな力が加わる大型物流倉庫にも対応可能です。
また、柱梁接合部の強度増大に併せて柱のコンクリートを同じ強度にする必要がないため、合理的な設計を行うことができます。

当社が開発したP-RCS構法は、梁に軽量で大スパンにも対応できるS造を用い、柱には安価で剛性の高いRC造を用いることで、従来のS造やRC造よりも合理的な設計が可能となり、コスト低減が期待できます。S造に比べ鉄骨量を半分程度におさえることができるため、鋼材単価の影響を受けにくく、材料単価の変動に応じて顧客へ最適な提案を行うことが可能となります。

また、柱梁接合部は鋼板で覆い、せん断補強筋を用いない接合方式を採用しているので、型枠工事や鉄筋工事を省略することができ、特に階高が高く高所作業が必要となる物流倉庫に最適な工法です。

さらに、次のような特長を持ち、躯体工事費を既往工法に比べ5〜10%程度、低減させることができます。

①柱には21〜60N/m㎡、柱梁接合部には21〜100N/m㎡のコンクリートを用いることができ、さらに柱と柱梁接合部のコンクリート強度を打ち分けることが可能なため、柱梁接合部に大きな力がかかる大型物流倉庫にも対応できます。
②物流倉庫のトラックバースのような大きな床の段差にも対応できるように、柱の両側の梁を梁せい分までずらすことが可能となります。
③梁は柱の中心から柱幅の1/4まで外壁側に偏心させることができるので、ALCの様な乾式の外壁を取り付ける場合、外壁を支える接合金物を小さくすることが可能です。
④ブレース付き架構にも対応しているため、ブレースを用いない場合に比べ、柱や梁の断面を小さくすることができます。

なお、この度、一般財団法人日本建築総合試験所において、建築技術性能証明(性能証明 第13-33号)を取得しました。
当社では、2009年にも梁の端部をRC造、中央部をS造とする五洋式複合構造梁構法(PHBS構法)を開発し、建築技術性能証明(性能証明 第09-12号)を取得しており、今後、建物の規模、施工条件、材料単価等、個別の状況に応じて最適な構法を提案することができます。主に大都市圏臨海部を中心とする中高層の大型倉庫や、大都市近郊の大型ショッピングセンター等をターゲットとして、より一層の営業活動を図ってまいります。




ページの終わりですページの先頭へ戻る