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五洋建設株式会社（社長　村重芳雄）は、このほどシンガポール政府保健省からチャンギ総合病院の建築工事を受注しました。受注金額は日本円換算で約100億円、工期は約22ヵ月で2014年8月に竣工予定です。当社は、シンガポールでの大型病院の建設ではマウントエリザベスノヴィナ病院（2012年竣工）、ジュロン総合病院（地下工事）（2012年竣工予定）、国立大学病院メディカルセンター（2013年竣工予定）を施工しており、今回受注しましたチャンギ総合病院で4件目になります。

シンガポールでは、人口増加と高齢化により増加が予想される医療ニーズに対応すべく、最新鋭の医療設備を完備した病院の建設が相次いで進められております。チャンギ総合病院は、シンガポール政府が進める医療政策「Healthcare 2020」の中でシンガポール東部地域医療の中核となる医療施設に位置付けられており、今回受注しました病院棟を建設することにより、隣接するセイントアンドリュースコミュニティー病院と連携して、救急の患者からリハビリを含めた長期療養の患者まで、複合的に対応できるシンガポール初の病院施設となります。

今回建設します病院棟は、自然換気やソーラーシステムなどを採用し、シンガポール建設省プラチナムグリーンマークを申請予定の環境に配慮した建物です。また、隣接する既存のチャンギ総合病院の病棟、セイントアンドリュースコミュニティー病院とリンクブリッジで結ぶことにより、両病院一体となった医療サービスを提供することが可能となっております。

当社はシンガポールのみならず、香港においても多数の医療施設の実績を有しております。今後も当社の技術力を発揮し、日本国内はもとより海外での医療施設の整備にも貢献してまいります。

工事概要