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What's New

NATM計測管理支援システム「Penta-NAISS」を開発
〜トンネル計測データを一元管理し、次段階の施工へ適切にフィードバック〜

2011年08月29日

五洋建設株式会社(社長村重芳雄)はNATM工法で施工されるトンネルにおいて、地山や支保工の状態を一元管理できるNATM計測管理支援システム「Penta-NAISS」(ペンタ・ナイス:Penta-ocean NATM Analysis Intelligence of measurement System)を開発いたしました。
本システムの開発により、今まで個別に得られた計測データの相関分析に費やされていた時間と労力を大幅に縮減することになり、計測結果を短時間かつ適切に次段階の施工にフィードバックできるようになりました。また、施工記録も一元管理することにより、維持管理における基礎資料としても活用することができます。

この度開発した、NATM計測管理支援システム「Penta-NAISS」は、従来から使用されているトンネル計測管理ソフトと異なり、個別に計測された各種計測結果の相関関係を考察するための様々な支援機能が搭載されています。

NATM工法では、各計測管理ソフトで個別に管理された計測結果を元に、複数の計測結果の関連性などを考慮した分析・評価を行って、次段階の施工方法を検討するための資料を手作業で作成する必要がありました。
本システムでは各種計測結果を、同一システム上に取り込み一元管理することにより、各計測データの相関図を出力やトンネル縦断方向に計測データを出力することが可能になり、円滑に計測結果の評価を行うことが可能になりました。
また、坑内最終変位量を複数の手法から予測することができる機能を、同種のシステムとしては初めて搭載し、支保パターンの見直しや変状対策工の検討などが迅速に行えるようになりました。
当社では、本システムを現在施工中の「北海道新幹線、阿弥陀高架橋他」工事(発注者:独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構 施工場所:青森県東津軽郡蓬田村)のトンネル施工に導入いたしました。

今後は、1.切羽前方探査データや孔内傾斜計・伸縮計など特殊な計測データへの対応、2.覆工の初期点検記録などの維持管理に供されるデータへの対応、3.複数のトンネル施工データを一元管理できるデータベースを構築し、現場のみならず本・支店等においても随時閲覧可能な情報管理システムの開発、といったシステム機能強化を行い、自社施工での適用だけでなく、外部販売も含めた、トンネル施工情報管理システムの展開に取組んでまいります。

【システム概念図】

「Penta-NAISS」システム概念図



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