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What's New

再生骨材コンクリートを実構造物に適用
〜首都圏5工場での製造・供給〜

2010年12月02日

五洋建設株式会社(社長 村重芳雄)、株式会社東京テクノ(社長 水村晃)、武蔵野土木工業株式会社(社長 渡邉久美)の3社は、解体コンクリートを原材料とする「再生骨材コンクリート」について、このほど杭・地下構造躯体を適用範囲とした国土交通大臣一般認定を取得しました。
これまで、ゼネコンと生コン工場の連名による認定取得例はあるものの、これらに再生骨材製造工場を加えた認定は初めてのこととなり、受け入れたコンクリートガラからの管理が重要となる再生骨材コンクリート製造において、均等に責任を分担する関係三者による製造管理の実際の動きを大臣認定に反映することができました。

現在、再生骨材コンクリートを八王子市で施工中の商業施設の基礎部に適用しており、都内の建築構造物への実打設は今回が初めてとなります。五洋建設は、同時期の審査で同認定を取得した関東宇部コンクリート工業株式会社・横浜工場(社長 筆内行夫)を始め、これまで同認定を取得した他3工場と併せて、本格的な循環型社会の実現に向けて、これからも再生骨材コンクリートの実用化を進めてまいります。

フロー図

今回、認定取得した「再生骨材コンクリート」の特徴は以下の通りです。

  1. コンクリートの骨材すべてに再生骨材を使用
    細骨材と粗骨材の両方にMクラスの再生骨材を使用した再生骨材コンクリートの製造・供給が可能となり、リサイクルの一層の推進が図れます。
  2. 建築基準法37条に適合し、建築構造物に適用可能
    再生骨材コンクリートに関連するJISが既に整備されていますが、実際の建築構造物に適用するには、大臣認定を取得しなければ認められないのが現状です。そのような状況下、今回、あらためて大臣認定を取得することにより、再生骨材コンクリートを実構造物に適用することが可能となりました。
  3. 普通コンクリートと同等以下の価格
    価格の高いHクラスの再生骨材ではなく、Mクラスの再生骨材を使用しており、普通コンクリートと同等以下の価格設定が可能です。
  4. 適切な品質管理手法を確立
    「再生骨材コンクリート」では、アルカリシリカ反応性と塩化物量の管理が特に重要であり、より厳格な品質管理方法を確立しました。前者については高炉セメントB種を標準仕様とするとともに、コンクリートによる促進試験により、反応性の有無を迅速に確認します。後者については骨材とコンクリートの両方における管理値を定め、2段階にわたり管理を行います。

今後は、今回の実案件への適用を足がかりに、より広範囲にわたりコンクリートのリサイクル推進および再生骨材コンクリートの普及に努めてまいります。

供給範囲
供給範囲



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