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What's New

水中転落者を早期に検知するシステムで評価証を取得
〜ICタグを使用して、海上工事における人命災害を防止〜

2010年06月11日

五洋建設株式会社(社長:村重芳雄)は、海上工事における水中転落者を早期に検知し、自動的に通知できるシステムを開発し、このたび財団法人沿岸技術研究センターより港湾関連民間技術評価証を取得いたしました。
当システムでは、水中転落者を30秒ほどで検知できるので、救助活動を迅速に行うことができ、人命にかかわる重大災害を防ぐことができます。

海上工事において、作業員は万が一に備えて救命胴衣を着用しているものの、水中転落の発見が遅れた場合は人命に関わる重大災害となります。 また、水中転落した際には、これまでは転落者がライフジャケットについている笛を吹いて事故を知らせていましたが、笛の音が周囲に聞こえない場合や転落者が笛を吹けない危険性もありました。
このようなことから、当社は、早期に確実に救助活動を開始できるシステムが必要であると考え、2008年に当システムを開発し、現在までに10件の工事への導入実績があります。

当システムは、作業員が装着した名刺ほどの小型のICタグが、水没することによってレシーバーとの常時通信が途絶え、検知するところに大きな特徴があります。常時通信が30秒途絶えると、水中転落と認識し、警報を発するとともに予め設定している電話番号に自動通知します。ICタグにはIDが付いているので、水中転落者の特定ができ、また、GPS機能で水中転落時の作業船の位置および時刻も記録できるので、転落位置も特定することができます。

今後、当社はこのシステムを活用し、海上工事における重大災害の防止に努めてまいります。



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