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シンガポールで高さ200m超の住居・商業施設建設を受注
〜当社単独の国内外建築工事で過去最大の受注金額〜

2006年07月20日

五洋建設株式会社(社長 村重芳雄)は、シンガポール最大の繁華街オーチャード・ロードに地上56階、地下4階、最高高さが218mとなる住居及び商業施設を建設する大型再開発事業「オーチャード・ターン・プロジェクト」を、シンガポールの民間開発会社オーチャード・ターン・ディベロップメント社から単独受注しました。受注金額は日本円換算約340億円で、当社がこれまでに単独施工した国内外の建築工事で過去最大の受注金額となります。

オーチャード・ロードはシンガポールで最も賑やかな高級ショッピングエリアにあり、日本の銀座通りとは姉妹道路の関係にあります。オーチャード・ロードとパターソン・ロードが交差する角地にはシンガポールの鉄道MRT(=Mass Rapid Transit )のオーチャード駅があり、その駅舎を抱くかたちで商業棟と住宅棟からなる大型再開発事業「オーチャード・ターン・プロジェクト(Mixed Development at Orchard Road/ Paterson Road/ Orchard Boulevard/ Orchard Turn)」が進められます。開発会社は、シンガポールの不動産最大手であるキャピタランド社(Capitaland Ltd.)と、香港不動産最大手のサン・フン・カイ・プロパティ社(Sun Hung Kai Properties Ltd.)が共同出資して設立した、オーチャード・ターン・ディベロップメント社(Orchard Turn Developments Pte Ltd.)です。

入札は本年5月、当社を含む日本とフランスの建設会社あわせて4社が参加して行なわれ、審査を経てこのほど当社が受注を果たしたものです。受注金額は478,000,000シンガポールドル(日本円換算約340億円)で、当社が構造設計と施工を行ない、工期は2006年7月から2009年8月までの38ヶ月です。

主な工事内容は、地下4階地上9階建ての低層棟建設(商業施設と駐車場)と、最高高さが218mとなる地上56階建ての高層棟建設(高級住居を含む172戸の住居と住宅用駐車場)、パターソン・ロードを隔てて向かい側に建つ21階建て商業ビル(当社施工1994年完成)とも往来できるよう、パターソン・ロード下に地下3階構造の連絡道を整備する工事などです。これにより、MRT利用者や歩行者にとっても利便性の高い大複合施設が誕生することになります。

当社がこれまでに国内外で施工した超高層ビルのうち、最高高さは2004年に完成した広島・アーバンビューグランドタワーの166mです。また、建築工事でこれまでの最大受注金額は、1993年に東京で竣工したワールド流通センターの266億円(JV受注総額444億円)です。このほど受注したオーチャード・ターン・プロジェクトの建物高さ218mは、当社単独施工で最も高く、受注金額約340億円も当社単独施工の建築工事で過去最大となるものです。

なお、当社はシンガポールにおいて、これまでもポストセンター(受注額204億円、1999年完成)、エスプラネードシアター(受注額253億円、2002年完成)、超高層住宅(受注額48億円、2005年完成)やビボシティ(受注額170億円、2006年10月完成予定)など、ランドマークとなる商業・住居施設の建設を行なってきており、今後も引き続きシンガポールの都市国家発展に向け積極的に工事参画をしてまいります。

工事概要

工事名称: Mixed Development at Orchard Road/Paterson Road/
Orchard Boulevard/Orchard Turn
工事場所: Orchard Road, SINGAPORE
発 注 者: Orchard Turn Developments Pte Ltd.
基本設計: RSP Architects Planners & Engineers Pte Ltd.
構造設計・施工: 五洋建設株式会社
受注金額: S$478,000,000.00-
工  期: 2006年7月から2009年8月(38ヶ月)
敷地面積: 21,700m2
延床面積: 190,000m2
構  造: 低層部S造、高層部RC造 地下4階 地上56階(最高高さ218m)
用  途: 住居及び商業施設


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