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このページは、ホームの中のWhat's Newの中の2005年の中の下水道などの中小口径管渠合流部を立坑なしで構築直接切削の新接合・MELIT工法で実証実験のページです。

What's New

下水道などの中小口径管渠合流部を立坑なしで構築
直接切削の新接合・MELIT工法で実証実験

2005年02月07日

五洋建設(社長:鉄村和二郎)、協和エクシオ(社長:髙島征二)、アルファシビルエンジニアリング(社長:酒井栄治、本社:福岡市博多区、TEL092-482-6311)の3社は、共同開発した下水道管渠などの合流部を構築する新工法「MELIT工法(MEchanical LInking a pipe jacking Tunnel to underground structure)」で、このほど実物大規模の実験用推進機による実証実験を行ない、切削性能が十分であることを確認しました。

工法の概要

3社が2004年7月に開発した「MELIT工法」は、中小口径の推進工法を使った下水道などの新設管渠と既設管渠の側面を地中接合するにあたり、切羽作業や大規模な地盤改良を行なわずに、切削リングが一体となった推進機で機械的に既設管渠を直接切削し、合流部を構築できる工法です。新設管渠の内径 1200mm以上、既設管渠の内径2000mm程度以上を適用範囲とし、水路施設および通信施設などのネットワーク化や多様な社会基盤整備に活用可能な新工法で、接続コスト縮減と接続部の作業期間短縮を実現します。

実験の概要

自生刃ビット付き切削リング(外径2000mm)を組み入れた実験用推進機(内径1650mm新設管渠布設対応)を用いて、既設管渠として想定した内径 2200mmのヒューム管を実際に切削しました。実験場所は奈良県内の(有)藤田油機サービス工場内敷地です。推進機中心から周方向に伸ばした4本のジャッキを切削リング内面に嵌合させ、回転力を伝達しながら推進速度や推進力、切削トルクなどの計測と切削状況を確認したところ、切削時の推進力は 10〜20(kN)程度と非常に小さく、推進速度も1.0〜1.5(mm/分)で安定した切削が可能であったなど、切削性能が十分であることを確認しました。

今後の取り組み

混雑する道路事情などから、下水道管渠同士の接合に際し立坑掘削用に道路を通行停止することや、用地を確保することは困難になってきています。規制緩和によって今後地中での直接接合の適用が増えるものと思われ、開発3社では本工法を積極的に提案し実工事への早期適用を果たしたいと考えています。

実験用推進機(新設管渠)とヒューム管(既設管渠)
実験用推進機(新設管渠)とヒューム管(既設管渠)
(クリックで拡大)

切削中
切削中
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