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環境に配慮した技術

Environmental Activity

環境配慮設計

設計部門では、設計業務がお客様を含めた社会のニーズに適合するか、最小限の費用で提供できるかの検討を行うことに加え、環境に配慮した設計とすることができないか。という視点での検討を行っています。
お客様には、自社で開発した技術を中心に環境負荷の低減を目的とした内容を積極的に提案しており、取り組んでいる内容の内訳は下図に示す通りです。
土木部門では24物件の設計において、「地球環境・資源エネルギー関連技術」や「騒音・振動関連技術」、「大気汚染関連技術」、「景観関連技術」を中心に、105項目の環境配慮設計提案を行いました。
建築部門は25物件の設計において、合計で668項目の環境配慮設計提案を行いました。提案内容を分野別に見てみると「地球環境・資源エネルギー関連技術」、「景観関連技術」の比率・割合は昨年と変わりなく、全体のほぼ6割を占めています。他の分野割合には大きな変化はありませんでした。

環境配慮設計提案件数の項目別割合

環境に配慮した設計・施工の取り組み

ZEBへの取り組み

2050年カーボンニュートラルへ向け、発注者の省エネ、再生可能エネルギー利用への意識が高まっており、ZEB(ゼロエネルギービル)への適用を推進しています。
また、2025年度に自社が受ける設計・コンサル業務のうち、ZEBが占める割合を50%以上とします。


<2022年度のZEB施工実績>
『ZEB』:3件
@五洋建設 室蘭製作所(2022年9月竣工、用途:工場・事務所、規模:S造2階)
A日本ポート産業株式会社 神戸住吉冷蔵倉庫(2022年12月竣工、用途:倉庫、規模:S造4階)
BGLP広島Uプロジェクト(2023年1月竣工、用途:倉庫、規模:S造5階)


ZEB Ready:3件
@プロロジスパーク神戸3(2022年12月竣工、用途:倉庫、規模:S造4階)
AGLP沖縄浦添プロジェクト(2023年2月竣工、用途:倉庫、規模;S造4階)
B日本ポート産業株式会社 魚崎冷蔵倉庫(2022年12月竣工、用途:倉庫、規模:S造4階)


<ZEBプランナー認定取得(2020年1月)>
ZEBや省エネ建物を設計する相談窓口を設置し、業務支援を行う法人を登録する制度。(一般社団法人、環境共創イニシアチブが認定)発注者へZEB化、補助金申請等を提案していきます。
また、2022年度の受注実績の公表及び設計受注実績の報告に応じた「ZEBプランナー評価制度」を導入し、建築物の規模(延べ面積)ごとに最大5つ星で評価します。

ZEB受注実績

※1 ZEB化率の算出方法
・小規模建築物(300u未満)・中規模建築物(300u以上2,000u未満)
 ZEB化率=(単年度に設計したZEBの件数) / (単年度に設計した建築物の総件数)
・大規模建築物(2,000u以上) 
 ZEB化率=(単年度に設計したZEBの延べ面積) / (単年度に設計した建築物の延べ面積)

図

BELS(ベルス)とは

Building-Housing Energy-efficiency Labeling System(建築物省エネルギー性能表示制度)の略称であり、新築・既存の建築物において、第三者評価機関が省エネルギー性能を評価し認証する制度です。性能に応じて5段階で☆表示がされます。

BELS

ZEBとは

Zero Energy Building(ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、「ゼブ」と読みます。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。人が活動しているためエネルギー消費量を完全にゼロにすることはできませんが、省エネによって使うエネルギーを減らし、創エネによって使う分のエネルギーを創ることで、エネルギー消費量を正味でゼロにします。

<手法>
外皮仕様:屋根の断熱強化
空調設備:高効率空調の採用、系統細分化運転制御
換気設備:高効率換気扇の採用、CO2センサー運転制御
昇降機:電力回生機能の追加
創エネ:太陽光発電

ZEB

工場のZEB化と水素エネルギー実証

五洋建設は、カーボンニュートラル化実現に向け、再生可能エネルギー活用や高い省エネ性を有する建物づくりを推進を目的に、自社施設においてさまざまな検証を行っています。 現在、洋上風力建設関連の仮設鋼構造物の製作を担う自社工場「室蘭製作所」の新工場建設にあたり、事務所のみならず、工場全体をネット・ゼロ、エネルギー化(ZEB化)しています。また再生可能エネルギーとして水素エネルギーの利用・実証を行います。
新工場の事務所の省エネ化は、寒冷地であることを考慮して、樹脂サッシ採用による断熱性向上、採光フィルムによる昼光の拡散による照明負荷の低減や寒冷地用の高効率空調機器等の導入に加え、それらのセンサー制御等によって、事務所の省エネ化によるエネルギー削減率は62%です。
創エネルギーとして、工場の屋根に太陽光発電(出力670kW)と水素燃料電池(出力30kW)を設置し、事務所はもとより工場の電灯と必要な動力までの全ての電力をグリーン電力で賄うことで、工場全体をZEB化します。
水素エネルギーの利用・実証には、@副生水素、A太陽光発電の余剰電力により製造したグリーン水素を用います。副生水素は、タンク(貯蔵量900Nm3×2基)に貯蔵し、燃料電池により発電した電力を事務所の一部で常時利用します。またグリーン水素は、太陽光発電の余剰電力を活用して水電解装置(製造量3Nm3/h)で製造し、水素吸蔵合金(貯蔵量300Nm3)に貯蔵して、随時またはBCP対策時に燃料電池による発電を行います。
これらの取り組みを通じて、建物や工場のZEB化、水素エネルギーの利用等に関する知見を蓄積していきます。そして、カーボンニュートラル実現のため、養生風力発電の建設や建物のZEB化などグリーン分野に挑戦していきます。



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