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グリーンボンドの発行

Environmental Activity

五洋建設グリーンボンド(第5回無担保社債)の発行

1.目的及び背景

当社グループは経営理念として、「社会との共感」、「豊かな環境の創造」、「進取の精神の実践」を掲げ、持続可能な社会の実現に向け、常にお客様や社会の課題に真摯に向き合い、事業活動を通じて環境価値を創出し続けるよう取り組んでいます。また、2020年5月に公表した中期経営計画において、臨海部と海外に強みを持つ“真のグローバル・ゼネラルコントラクター”を目指し、ESG重視のCSR経営の実践を主要な戦略のひとつに掲げ、環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)、それぞれの取り組みを推進しています。特に、環境に関する取り組みとしては、海洋土木の強みを生かし、洋上風力分野のトップランナーとして日本の洋上風力発電の普及・推進に貢献できるよう、2020年4月、洋上風力事業本部を立ち上げ、取り組みを強化しています。2018年12月には、我が国初となる洋上風車据付用の800t吊大型クレーンを搭載したSEP型多目的起重機船「CP-8001」を建造しました。
今回のグリーンボンド発行を通じて調達した資金は、当社が鹿島建設および寄神建設と共同で建造する1,600t吊クレーンを搭載した2隻目のSEP船の建造代金に充当されます。

2.グリーンボンドの概要

名称 五洋建設株式会社第5回無担保社債(五洋建設グリーンボンド)
発行総額 100億円
発行年限 5年
利率 0.25%
発行日 2020年10月14日
償還期日 2025年10月14日
資金使途 SEP船の建造代金に充当(100億円)
債券格付 株式会社日本格付研究所(JCR)  「A」 
主幹事 みずほ証券株式会社、野村證券株式会社、SMBC日興証券株式会社
Green Bond Structuring Agent みずほ証券株式会社

3.グリーンプロジェクトの概要

プロジェクト名 1,600t吊 SEP型多目的起重機船の建造
投資額 185億円(五洋建設分 約120億円)
完成時期 2023年9月
設計・建造 基本設計:GustoMSC社(オランダ)
建造:PaxOcean Engineering社(シンガポール)
主クレーン:Huisman社(オランダ)
稼働予定期間 12年間
稼働予定場所 日本国内
特徴
船体をジャッキアップすることにより、気象・海象条件の厳しい海域でも、安全性、稼働率、精度の高いクレーン作業が可能。特に大水深(水深50m)での作業が可能。1,600t吊の全旋回式クレーンを搭載しており、10〜12MWクラスの風車の設置、モノパイルやジャケット等の基礎の施工が可能。
広いデッキスペースと十分なジャッキ能力を備えており、10〜12MWクラスの風車を複数基搭載して運搬することが可能で、効率的な施工が可能
ダイナミックポジショニングシステム(DPS)により船体の位置保持が可能で、ジャッキアップ時の位置決め時間を短縮

4.グリーンボンドとしての適格性について

●グリーンボンドフレームワーク
当社は、グリーンボンド発行のために「CBI(Climate Bonds Initiative) 気候変動債基準 v3.0、Marine Renewable Energy Sector Criteria*1」、「グリーンボンド原則2018年版*2」および「グリーンボンドガイドライン2020年版*3」に即して策定したグリーンボンドフレームワークに基づき発行・管理をいたします。


●セカンドパーティオピニオン・格付

グリーンボンドに対する第三者評価として、株式会社日本格付研究所(JCR)より、「JCRグリーンボンド評価*4」において、当該フレームワークが「グリーンボンド原則2018年版」および「グリーンボンドガイドライン2020年版」に適合する旨のセカンドパーティオピニオンを取得しており、あわせて最上位評価である「Green 1」の本評価を取得しております。


●CBI認証
本グリーンボンドは、CBI*の認定検証機関であるJCRを通じて、「CBI 気候変動債基準 v3.0、Marine Renewable Energy Sector Criteria」への適合性について検証を受け、CBIより認証を取得いたしました。なお、SEP船の建造を資金使途としたCBI認証は世界初となります。
また、本グリーンボンドに係る第三者評価の取得については、環境省の令和2年度二酸化炭素排出抑制対策事業費補助金の交付対象となっております。
*CBI:Climate Bonds Initiative。低炭素経済に向けた大規模投資促進する国際NGO。


*1 「CBI 気候変動債基準 v3.0、Marine Renewable Energy Sector Criteria」とは、低炭素経済に向けた大規模投資を促進する国際NGOである、Climate Bonds Initiative(CBI)が整備する、気候変動債に関する基準
*2 「グリーンボンド原則」とは、国際資本市場協会(ICMA)が事務局機能を担う民間団体であるグリーンボンド原則執行委員会(Green Bond Principles Executive Committee)により策定されているグリーンボンドの発行に係るガイドライン
*3 「グリーンボンドガイドライン2020年版」とは、グリーンボンド原則との整合性に配慮しつつ、市場関係者の実務担当者がグリーンボンドに関する具体的対応を検討する際に参考とし得る、具体的対応の例や我が国の特性に即した解釈を示すことで、グリーンボンドを国内でさらに普及させることを目的に、環境省が2020年3月に改訂・公表したガイドライン
*4 「JCRグリーンボンド評価」とは、グリーンボンドの発行により調達される資金がJCRの定義するグリーンプロジェクトに充当される程度ならびに当該グリーンボンドの資金使途等にかかる管理、運営および透明性確保の取り組みの程度を評価したもの。評価は5段階で、上位のものから順に、Green1、Green2、Green3、Green4、Green5の評価記号を用いて表示される


(参考)当グリーンボンドへ投資表明した投資家一覧 (2020年10月14日現在 五十音順)

・株式会社愛知銀行 ・あいち知多農業協同組合
・アセットマネジメントOne株式会社 ・アルプス中央信用金庫
・茨城県信用農業協同組合連合会 ・株式会社オーテック
・おかやま信用金庫 ・川口信用金庫
・北おおさか信用金庫 ・桑名三重信用金庫
・株式会社佐賀銀行 ・滋賀県信用農業協同組合連合会
・滋賀県民信用組合 ・しののめ信用金庫
・芝信用金庫 ・浄土宗
・巣鴨信用金庫 ・セゾン自動車火災保険株式会社
・大同火災海上保険株式会 ・淡陽信用組合
・東京海上アセットマネジメント株式会社 ・東京シティ信用金庫
・トーア再保険株式会社 ・長野信用金庫
・那須信用組合 ・新潟信用金庫
・飯能信用金庫 ・福岡県信用農業協同組合連合会
・三重県信用農業協同組合連合会 ・三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
・株式会社宮崎太陽銀行  
   
     計31件


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