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ハイブリッド重力式桟橋

概要

海上輸送効率化ならびにコストダウンを目的として、世界的にコンテナやバルク輸送用船舶の大型化が急速に進んでいます。日本でもこうした大型船舶に対応した大水深岸壁整備は国際競争力向上のために不可欠であり、様々な船舶に対応した低コストで施工できる大水深岸壁構造が求められています。ハイブリッド重力式岸壁は、重力式岸壁と杭式桟橋の長所を併せ持つ新形式の岸壁構造です。本構造は独立行政法人港湾空港技術研究所と五洋建設の共同開発です。

※技術評価・特許
特開 2011-179247

特長

耐震性

ケーソン式岸壁と同程度の耐震性能を有しています。


供用性

外観ならびに供用性は杭式桟橋と同様です。


施工性

同じ重力式構造であるケーソン式岸壁に比べて軽量であり、製作や設置に関して有利な構造です。また杭式桟橋に比べると杭の打設が不要であるので、施工期間の短縮が可能です。


経済性

以上のメリットにより従来型構造と比べると工事費の削減が可能となり、さらにハイブリッド重力式岸壁は軽量であることから原地盤の地盤改良施工費を抑えることが可能です。また、水深や施工条件にもよりますが、一般的なケーソン式岸壁構造に対して10%以上のコスト削減も可能となります。



ハイブリッド重力式桟橋鳥瞰図


ハイブリッド重力式桟橋適用イメージ


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