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ジェットポンプ式サンドバイパス工法(J-SB工法)

概要

海岸には入射波と呼ばれる波浪の働きで、河川から供給された砂を海岸に沿って移動させる沿岸漂砂が発生します。しかし、構造物が造られると砂の移動の連続性が断たれ、流れの上手側では砂が堆積し、下手側では砂の供給不足により侵食されることがあります。従来は、堆積した砂を浚渫し、侵食域までダンプ等で運搬、投入していましたが、騒音・排気ガス等の環境悪化や道路の往来に伴う渋滞等の問題が生じており、新しい技術が求められていました。
五洋建設ではこうした海洋構造物による堆砂・侵食という課題を解決するため、ジェットポンプ式サンドバイパス工法(J-SB工法、特許取得済)を開発しました。本工法は、堆積海岸域の砂を固定式ジェットポンプで吸い込み、配管を通して侵食海岸域へスラリー輸送することで、侵食された海岸を復元させる技術です。
ジェットポンプ式サンドバイパス工法は、日本で初めて2014年静岡県福田漁港(事業主:静岡県)で完成し、現在も稼働しています。

特長

作業が簡単

  • ボタン一つで、いつでも必要な量だけ輸送が可能です。
  • 日常管理に専門技術者が不要です。

作業の安全性

  • ダンプトラックを使わない為、交通事故がありません。
  • 気象海象に影響される海上での危険作業を減らせます。
  • 漁船や商船などの航行に支障ありません。

環境にやさしい

  • 重機を使わず騒音、排気ガスによる汚染がありません。
  • 運搬車両を使用せず、道路渋滞の原因となりません。

効率・経済性

  • ジェットポンプは通常の浚渫で用いるサンドポンプ等に比べ、取り込む砂の含有濃度を高く取り込めます。
  • 50年間のライフサイクルコストで考えると浚渫よりコストが安いです。


沿岸漂砂の堆積・侵食メカニズム


ジェットポンプ式サンドバイパス工法のフロー


ジェットポンプ詳細図


福田漁港における砂輸送経路

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