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ボールボイドスラブ工法

概要

ボイドスラブ工法は、小梁の代わりにコンクリート内にボイドを配置しているので、部屋の中に小梁を出さず広々とした空間をつくることができます。
五洋建設が開発した「ボールボイドスラブ工法」は、数多くあるボイドスラブ工法の中でも、独自のカプセル形状のボイドを使用しているので、業界最軽量の中空スラブを実現しています。これにより、遮音性の高い高剛性スラブを確保しながら、スラブ自重の軽量化で、構造体そのもののコスト削減が可能となります。
ボールボイドスラブ工法は、現在までに20万m2以上の施工実績があり、マンションや教育施設等で幅広く採用されています。

当工法は株式会社東京興業貿易商会と共同で開発しました。

特長

二時間耐火大臣認定、GBRC性能評価取得済み

可燃物のボイドを内蔵するスラブでは、耐火性能の検証が必要です。「ボールボイドスラブ工法」は、(財)建材試験センターの耐火性能評価を経て、国土交通省から2時間耐火の大臣認定を取得しています。また各種構造性能についても、(財)日本建築総合試験所より構造性能面に関する建築技術性能証明(第03-16号)を取得しています。

業界最軽量と躯体費用の削減効果

独自のカプセル形状で、業界最軽量のボイドスラブを提供し、建物全体の軽量化を実現しました。他工法と比較すると、ボイド敷設エリア50kgf/m2の軽量化が実現できます。これにより、杭工事・基礎工事・躯体工事の工事費削減が可能です。
また、他工法ではボイドをスラブ内に設置する際、拘束金物を特注する必要がありますが、当工法ではシンプルな構成の浮き上がり防止具を開発し、施工費用のコストを抑えることができます。

ボールボイドスラブ工法

他のボイドスラブ工法

設計自由度の向上

使用するボイドは、水平断面の大きさを変えず、高さをスラブの厚さに応じて5mm間隔で調整することができる長円のカプセル形状です。従来のボイドスラブは正球形で、225mm、250mm、275mm、と固定サイズがあり、設計の自由度も広がりませんでした。例えばスラブ厚を240mmで設計した場合、他工法では225mmのスラブを選択するしかなかったのですが、「ボールボイドスラブ工法」では、240mmのスラブを設計することができます。最適なスラブ厚さでボールボイドのメリットを最大限に発揮することができます。

高遮音性と軽量化の両立

床の衝撃音遮蔽性能はスラブの剛性と面密度(単位面積重量)で決まります。
したがって、同じスラブ重量で設計する場合、よりスラブ厚さを確保できる「ボールボイドスラブ工法」は遮音性が優良です。床が同一厚さの場合は、ボイド敷設エリアを限定できるので、他工法以上の遮音性が発揮できます。





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